ZR’s Log

Twitterで書くには長過ぎる話を置いておく場所。TrySailからクウガやゲームまで、思いついた事をメモのように書き連ねていきます。

2016/6/18 TrySail Live 2016 "Headwind Sailing"

 梅雨入りしているというのに、暑い日だった。事前物販で買い損ねたものを買いに、有楽町を訪れた。駅の目の前にあったビックカメラでは、PSVRの体験会が行われていた。どうやらこの日から予約開始のようだった。そんな様子を横目に、国際フォーラムへと辿り着くと、既に500人を越える人が並んでいた。階段昇り降りを繰り返させられたいつぞやの渋谷パルコよりは十分マシなのだが、日射しがやけに暴力的だった。

 結局、目当ての物は変えなかった。500円ガチャも回したが、妙な比率だった。やはり1台に集中する方が良い。

 

 今回もまた席は端だった。ディスプレイには荒天を感じさせない青空と海が広がっている。Smoothのときのように舞台に30分劇場用セットが無いことに違和感を感じながら、ライブは始まった。

TrySail 30分劇場「名探偵モチョン」

 作:雨空レインと付記されていて、そうきたか、と驚いた。完全に無関係な話にして来ると思っていたのだが、続き物になろうとは。SmoothもHeadwindも3rd Liveだから、2つで1つということを表しているのかもしれない。

 内容は、言うまでもなくタイトル通りだった。細かくは触れない。最低限の元ネタの要素を残しつつ、TrySailらしさを盛り込んで、上手いアレンジシナリオだと感じた。

 この30分劇場で特筆すべきは、20以上のキャラクターを3人で演じ分けた、ということであろう。ちゃんと違うキャラだと分かる。声優ってすげえ。毛利ソラ郎なんかは思いっきり笑ってしまったが、それっぽさが出ていてその姿を想像することもできた。

 またもや自転車の話題が出て、もうこれは語り継がれてしまうんだろうな、と思った。

航海の軌跡

 前回と変わらず。これを見る度に、ライブ映像のBD化を期待してしまう。

1曲目:ひかるカケラ

2曲目:sewing dream

 アルバムを引っさげたライブだから、1曲目が変わるはずが無かった。

 この2曲は、TrySail 3人の歌、というイメージ。ひかるカケラは3人の曲だし、sewingは夢を縫うというその夢がTrySailなのではないか。前に書いた感想と矛盾するが、こういう解釈でもいい気がする。3人という反物を縫ってでき上がったものが、TrySail

MC

 遂に実家を出た、という話。1年間ずっと引きこもっていた。パシフィコに比べて縦に長いと言っていた。確かに、端でもパシフィコのときよりステージに近かった。

3曲目:whiz

4曲目:コバルト

5曲目:High Free Spirits

 シングル表題曲3連発。

 この3曲の流れは綺麗だと思う。風を切り、青い海を颯爽と駆け抜けていく。でも、whizだけ聴くと自転車に乗ってるんだよな。

 自転車に乗って、学校に行き、船に乗る。はいふりかな?

 この順番だけど、それぞれジャケットでセンターを飾ってるのがもちょ天ナンスの順だということに後で気付いた。そういう意味も込めていそう。

MC

 天ちゃんが最初に捌ける。ソロパートの順番が変わることにびっくり。

 ナンスが話している間にふっと消えて、からあげクンを食べるもちょ。れぎゅら〜の言い方が何とも言えない。

 天ちゃんが戻って来る。何の話?と訊くもちょっとかみ合っていなかった。2人が捌ける。
 改めてアルバムとライブについて告知。アルバムも少しずつ決まってきたらしい。発売まであと2ヶ月ちょっとだが、期間的に短い印象を受ける。間に合うだろうか? マスター前でアップアップしてる某社を見てるせいもあって、尚更そう感じる。

6曲目:Velvet Rays(天ちゃんソロ)

 3rd Single表題曲。タイアップ先の都合で発売が伸びた覚えがある。

 MVは、ファンタジー系の王道な、光と闇を象徴する白と黒の衣装が特徴的。とても壮大で、今後の活動を予言しているかのよう。未来だけを見つめてる、その未来が光も闇も内包したものになったらいいな。
 ところで、なんで天ちゃんこんなにかっこいいんですかね。

MC

 次に登場したのはもちょ。

 天以上に青が似合う人を知らない、と話していました。
 今回のカバーはドラマの主題歌。なんだろうと思っていたら。

7曲目:PEACH(もちょソロ)

 可愛すぎかよ。
 腰に手を当てて踊っている姿はまさに桃色フェアリー。
 もちょと可愛い曲の組み合わせの破壊力を、改めて思い知った。

MC

 最後はナンス。

 好きなお菓子、という問いかけで浮かんだのはポテチだった。
 ナンスがじゃがいもからポテチの話を始めて驚いたが、堅い方だった。しかも熟成肉

8曲目:じょいふる(ナンスソロ)

 ポテチから無理やりポッキーに話を持ってきて歌ったのはこの曲。
 曲が終わって、短いなと思っていました。おそらく、それだけこの歌を歌っていた時のナンスがとても楽しそうで、ずっと見ていたかったな。

MC

 ハモりは今回のライブにふさわしい曲。さすがに、コナンだな、とわかる。

9曲目:七つの海を渡る風のように

 本当に、ハモりは綺麗だなあ。3人の歌声が混ざり合うことで、TrySailという1つの声になっている。ある意味、4つの歌声があるとも言えるような。

MC

 後半用衣装の話。天ちゃんが、衣装の袖の装飾(フリンジ?)がいい、と。

10曲目:パーリー☆パーティ

 ロボダンスみたいなカクカクとした振り付けが印象的。

 パーティは集まりという意味と、仲間という意味の2つを兼ねたタイトルなんじゃないだろうか。さあ踊ろう、は前者だけど、マカロンドラゴンの件なんかは後者の意味に近い。

11曲目:あかね色

 前の曲で朝日が、とか言っていたはずなのに気付いたら夕暮れ。

 それぞれにスポットライトが当たって、それ以外の光源がほとんど無いからステージ上は暗かった。それが曲のイメージにぴったりで、3人が夕日に照らされるかのように眩しかった。

 歌詞を追ってみると、別れの歌だなと。でも、泣き別れじゃない、きっと別れるときは笑顔。

MC

 恒例のウェーブはHeadwindらしく荒波。濁音を言いながら、縦にサイリウムを振る。3人も全力疾走。

12曲目:明日も晴れる

 昨日と明日の事ばかりで、今日に触れられていない不思議な歌。なぜここまで今日に言及しないのだろうと思っていたが、それは聴き手の今日が千差万別だからなのかもしれない。つまり、この曲は聴き手がいて初めて今日というピースを埋めることができ、昨日今日明日と繋がっていくのだ。

13曲目:primary

 ハグは幻想が作り出した虚像ではなかった。

 トラハモでマリオのデイジーの話が出たように、横文字から連想するものはたくさんある。自分はやはり、レッドゾーンだが。轟く侵略でもいいし、クラッシュでもいい。

 リズミカルで歌詞も覚えやすく、はしゃぐかのような3人の激しい振りつけが忘れられない。砂浜で遊んでいる感じのMVでも作ってくれないかな。

14曲目:Baby My Step

 すごく盛り上がる曲なんだけど、恋模様を歌った曲。コールしてるとつい忘れてしまう。

 ライブの度に進化して、コールの勢いが増してる、なんて話していたけど、ライブの度に進化しているのは、3人も、なんですよ。

MC

 今回のコメントは天ちゃん。これまでのトライは全部楽しかった、という言葉が聞けただけで、満足です。

15曲目:Youthful Dreamer

 この曲はファンと作り上げてきた曲だな、というのを今回は特に感じた。

 アニメ紅白の映像とかで振りコピしようかなと思いました。

 

アンコール

 そういえば、あの曲がきていない。今回は歌わずじまいなのだろうか。そう思っていたら。

16曲目:ホントだよ

 この日一番の盛り上がりを見せた曲。もちょによくできましたーと言ってもらえるのはライブだけ!

 可愛い、に振り切った曲なんだけども、このレパートリーの広さがTrySailの強みなのかなって。可愛い、かっこいい、元気、色んなものを兼ね備えている。

MC

 ここで、1st tourの発表。4th Liveで3公演くらいかな、と思っていた。考えが甘かった。なんというか、さすがに全通は無理よね。行ける範囲で楽しもうと思います。

 3人の感想を受けて、また3人の笑顔が見たいなと思いました。

17曲目:Sail Out

 最後に構える真のボス。

 大航海時代への出航ということで、前回とはまた違う印象を受けました。

 一番記憶に残っているのは、天ちゃんとナンスが背中合わせになるシーン。天ちゃんの方から寄っていって、ナンスは驚いていたけど、すぐに合わせて、という一連の流れから、2人の心の繋がりを感じて、すごく楽しそうだなとこちらが嬉しくなっていました。背中合わせって、好きなんですよ。背中は自分からは見えない場所。何が起きているか分からない、怖さすらあります。そんな背中を預けられる相手というのは、その人にとって心から信じられる人なのではないか。背中合わせになれる2人は、お互いにお互いを信じている。そんな強い絆を感じることができるので、とても好きなシチュエーションです。

 3rd Liveはもうこれで終わり。しかし船旅は終わらない。新しい場所で、見たことの無い景色が3人を待っていることでしょう。

 

おわりに

 次のイベントは当たればツアー。天ちゃんに限れば、1st Liveがあるんだけど。ひとまず、青い景色の為に天ちゃんの曲を深く聴き込もうと思います。

 

 ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

 

 最後に、最高のライブを作ってくれたTrySailのお三方、スタッフに感謝します。