ZR’s Log

Twitterで書くには長過ぎる話を置いておく場所。TrySailからクウガやゲームまで、思いついた事をメモのように書き連ねていきます。

青い人の話

 青い人、というのは雨宮天さんのこと。TrySailを応援しているのも彼女の存在が大きく影響している。

 今回は天ちゃんを知ったきっかけからTrySailの乗船者となった今に至るまでを振り返ることで、自己紹介の続きをしようと思う。

 天ちゃんの声を初めて聞いたのは、2013年に放送されたアニメ、ガイストクラッシャーでの緑ヒスイ。ちなみに原作はカプコンが送り出した新しいタイプのアクションゲーム(元々アクションゲームが好き)で、ゲーム発売に先駆けたアニメ放送ということで視聴を決めた。緑ヒスイはいわゆるオペレーター側のキャラクターに当たるが、ゲームに比べてアニメ版では個性が光る。本編中もそうだが、次回予告ではガイストクラッシャー(作中における戦士)の1人を窘(たしな)めてしまうほどである。そのプレッシャーは、めもちょでの天ちゃんを彷彿とさせる。

 この時点で、風の噂で雨宮天なる最近勢いのある女性声優が出演していると聞いていた。とは言うものの、全く声優に関しては意識してはいなかった。

 ちなみに、全51話とアニメは1年間続いた。

 

 次に見た出演作は、アカメが斬る!アルドノア・ゼロ。それぞれ分けて話をする。

 アカメが斬る!を見ることにした理由は、Get Ride! アムドライバーにてセラ・メイ役を演じた水野理紗さんの久々の出演作だったからである。この作品で、私は雨宮天という名を頭に刻まさせられた。OP、Skyreachである。当時、一部の視聴者の間ではあまり評判が良くなかったが、私の中では妙に頭に残っていた。

 アルドノア・ゼロは面白そうなロボットアニメということで見始めた。私はロボットが好きなのだ。天ちゃんが演じたのは火星の姫君、アセイラム・ヴァース・アリューシア。淑やかでありながら大胆で、好きなキャラクターだった。

 この2作品によって、完全に天ちゃんの声が記憶されたと言えるだろう。

 

 さて、ここで少し別の話をしなければならない。デート・ア・ライブである。戦わなければ対処できないはずのものを対話によって対処するという、作品の持ち味に惹かれ、今ではかなり深みにはまっている。

 ゲーム版第1作及び第3作に登場する、園神凜祢というキャラクターがいる。原作小説には登場しない為、ゲームの最後には… なのだが、主人公の五河士道との関係性が幼馴染みということで非常にピュア。デート・ア・ライブがバトル要素のある作品とは思えないほどの恋愛模様が展開される。互いを思いあう2人を見ているだけでこちらまで幸せになってしまうような関係なのだ。

 ここからの発展で、凜祢を演じる花澤香菜さんを応援しようか、ということに。

 もう1つ、デート・ア・ライブの劇場版の話もしなければならない。情報が公開されたのは2015年4月。特報にて新キャラクター万由里がナレーションを担当した。その声に聞き覚えがあった。そして気づく。アセイラム姫と同じ声、雨宮天その人であると。

 話を戻そう。香菜さんのラジオが聞きたいなと、いろいろ探していると、天ちゃんと共演しているラジオがあった。Radio Gree Nightである。2人ともデート・ア・ライブ出演声優であるから、聞かない理由が無い、ということでこのラジオを聞くことにした。これが、今の自分を作った原因と言えるだろう。

 

 Radio Gree Nightでは2人の対決コーナーがメインなのだが、香菜さんのラジオを、ということで聞き始めたのであるから、当然香菜さんの方を応援していた。しかしながら、天ちゃんが勝ったときにすごく楽しそうにしているのを聞いているうち、無意識に天ちゃんを応援していた。RGNの終了が決まって2人の別のラジオも聞こうと思ったのだが、結局聞き始めたのは天ちゃんのラジオだけだった、というくらいだった。

 

 この頃、Classroom☆Crisisの放送が始まった。OPはTrySailのコバルト。天ちゃんは白崎イリス役でメインを飾っていた。RGNがきっかけで天ちゃんのことを知っていくうちにTrySailの存在を知ったのだが、他の2人を全く知らなかったこともあって、果たしてTrySailを(3人全員を)応援できるだろうか、と思っていた。そういう理由もあって、まだTrySailを応援するには至らなかった。

 クラクラ自体は珍しいタイプのアニメで非常に面白かった。終盤の展開には目を見張る。

 

 8月終盤、劇場版 デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメントが公開された。天ちゃんはタイトルにもなっている劇場版のみ登場のヒロイン、万由里。その境遇はデート・ア・ライブのキャラクターの中でも特異。作中では度々登場するが、なんと後半まで喋らない。それでいながら、視聴者に強いインパクトを与えた(原作公式サイトで行われた人気投票では1位)のは、数少ない万由里の台詞に強い思いが込められていたからだろう。その声は万由里のものであると同時に雨宮天によるものであり、万由里の思いを紡いだのは雨宮天の熱演なのだ。その、天ちゃんの役に対する真剣な取り組みに心うたれた。これがきっかけで、天ちゃんの演技をもっと聞きたい、彼女が表現する世界をもっと知りたい、そう思ったのだ。

 

 RGNが終わろうかという頃、TrySailのTRYangle harmonyを聞き始めた。麻倉ももさんと夏川椎菜さんのことは全く知らなかったが、聞いていくうちにどういう人なのか知った。

 トラハモを聞き始めたことで、天ちゃんの別の一面を知ってしまった。めもちょなどで見せる、ドSな一面である。正直驚いた。人間雨宮天のトークはRGNでのものしか聞いたことが無かったので、そのイメージが先行していたというのが原因だろう。それでも比較的あっさり受け入れられたのは、仮面ライダークウガ EPISODE43 現実での主人公五代雄介の、

「でも、本当の一条さんだよ。そういう一条さんもいるんだ。」

という台詞を思い出して、これも本当の天ちゃんなのだ、と納得しました。今となっては、ドSな部分も楽しめるくらいには。

 

 それからTrySailとしての活動が多くなった天ちゃんだが、見ていて思ったことがある。3人で活動していると、3人ともが本当に生き生きとしているということだ。特にネガティブ強めの天ちゃんなんかは、心を許している2人と一緒に居るということで感情表現が豊かになって、それだけでも3人の絆を感じられて、こちらが嬉しくなる。

 

 先日のSmooth Sailingでのソロアルバムとソロライブの発表。傍に2人が居ないということもあって、もしかすると不安もあったのかもしれない。でも、そんなことを感じさせない力強い言葉で、自分のこれからを語ってみせた。

 需要あるのかな、とか買ってくれる人いるのかな、と言いつつも写真集なんかはトライしたい、と未知の世界に挑んで、万由里役ではある程度まとまりができてしまっていた中へ最後発として飛び込んで、ファンを失望させないようになのかしっかりと役がどういうものなのか考えキャラクター像を造ってきたり(きっとこれはどの作品でもそう)、演じた役に寄り添ってこのキャラクターにとってあの結末は幸せだった、と言い切ってみせたり。天ちゃんは天ちゃんらしく成長していて、TrySail1年間のTRYの集大成(終体制ではない)が、笑顔で自分の発表をしたことに詰まっているのではないかと。そう思うと、なんだかすごく嬉しくて勇気を貰えて。天ちゃんが作り出す世界がもっと見たい、そのために自分ももっと頑張ろう。天ちゃんの望む青い世界を作る手助けをしたいから。

 

 最後になるが、自己紹介と言いながらただの思いの書き連ねではないか、と言いたくなると思う。が、所々に自分の好きな物の要素を混ぜておいたので、そういう部分から、そしてこの文章からどういう人間なのか推し量っていただけると幸いだ。