ZR’s Log

Twitterで書くには長過ぎる話を置いておく場所。TrySailからクウガやゲームまで、思いついた事をメモのように書き連ねていきます。

MOVIE大戦というタイトルはどこへ消えたのか。

 本日公開、「仮面ライダー 平成ジェネレーションズ Dr.パックマン 対 エグゼイド&ゴースト with レジェンドライダー」を見てきました。

 坂本監督、脚本がエグゼイドメインライターの高橋さんということで非常に期待していました。試写会での評価も良かったようで、それからは公開が待ち遠しかったです。

 しかしながら、我々には去年の記憶があるわけです。良くも悪くも、冬映画はバラエティに富んでいて、観るまでどう転がるか分からない。いつもの東映ロゴが出るまで、期待半分、不安半分でした。

 

 ちなみに、ウィザード以降の平成ライダー集結と坂本監督作品ということで、MEGAMAXの精神的続編なのでは、という予想を立てていました。

 

 では、本編を振り返りながら感想を。

 

 冒頭、ゲンムコーポレーション襲撃。いきなり敵3人の生身アクションを見せる見せる。あっさり社長室にたどり着かれ、ひどい警備だな、とか思っていたわけですが、終盤で社長の策だったことが発覚。確かに、ガシャット奪われないようにしようとはしていませんでしたからね。本気ならゲンムに変身するだろうし。あとはバラドも使ってね。この時点で、何かありそうな感じでした。それを匂わせる演技になっているあたり、檀役の岩永さんはさすがだなと。やっぱりこの社長好きですね。収束する先はシャカリキスポーツが好き、なんですけども。

 舞台は変わって高校。タケル殿が通っているんですが、平和なこともあって笑顔がこぼれてしまう。これまでずっと戦い続けてきた、というのが表れていて良いですよね。おいしいごはんも食べているんだろうし。

 聖都大学附属病院。永夢先生の隣には1話に出てきた男の子。どうやらパズルゲームを楽しんでいるよう。このゲームが、物語の中に大きく関わるとはこの時は思いもせず。そこへ明日那がやってきて、次々と患者が運ばれていることを伝えられる。急いで現場へ行くと、そこにはパックマン型ウイルスと感染してしまった人たち。ゴースト組の3人も現場に向かい、タケル殿はドライバーを出現させて先へ進みます。永夢もドライバーを装着。ここで2組が合流すると、ドライバーの存在からタケル殿と永夢がそれぞれをライダーと認識。ゴースト最終話でのことを思い出したようです。こういうところがちゃんと活かされているのは素晴らしいですね。

 パックマン型ウイルスに襲われる5人。4人はなんとか逃げ切るも、タケル殿にウイルスが集中。なんとドライバーが消失。永夢は変身してウイルスに立ち向かうんですが、レベル2しか見たことのなかったゴースト組はレベル1の姿に驚愕。昔よく見た反応だ、と思うんですが、キャストがやってると新鮮。

 プロトドラゴナイトハンターZで変身するバグスターの襲撃。エグゼイドの攻撃が効かない。本編で正規品がグラファイト圧倒しちゃうから仕方ないね。

 

 意外と早い段階で出てくる進ノ介。刑事としてのちゃんとした活躍が見れていいですね。去年とは大違いだ。

 

 CMにでていた大型パックマンとの戦闘。まさかの中盤の山場でびっくり。ゴーストドライバーを使えるようになったのはタケル殿の無限の可能性の一部という感じ。無理はあるけど納得できないこともない感じがとても仮面ライダーゴースト。

 このあたりの終盤感はすごかった。ここまで見て満足しかけるくらい。

 

 晴人はまさかの敵施設に侵入。パンフレットに書かれていたことだけど、ちゃんと大合戦の時の設定が活きている。インフィニティーリングはあの時のものであると明言されていた。

 

 終盤の5大ライダー集結。進ノ介の変身できなくても仮面ライダードライブだ!という台詞にはぐっとくる。最終回思い出したりしてね。

 追いつめられる4人の前に現れたのは鎧武。変身シーンというか、予告で流れたブレードでロックシードをカットするシーンは無し。神様はベルトさんを地下から掘り出してきた。無理がないわけではないけど納得できる感じ、あれ、ゴーストだっけ?

 4人同時変身は、インタビューによれば変身のタイミングを合わせてポーズを簡略化しているそう。並んで変身、かっこいい。パンフレットには見開きで並び立つ4人が載っているぞ。DVDにはこのシーンのメイキングもあるぞ。買おう。

 

 5人とバグスターの対決は上手い組み合わせ。ウィザード対ドラゴは龍対決、鎧武対チャンバラは刀対決、ドライブ対ロボッツはドライブの敵がロボットだった、というもの。メイン2人はハテナとゲノムと対決。

 見所となるそれぞれのフォームチェンジ。たくさん出てくる。ウィザードはパンフレットにも載っていなかったあの姿に。とても驚いた。鎧武はバナナも使う。イチゴチャージしたりDJ銃したり。ドライブは各タイプにタイヤコウカンまで。そして現れるタイプトライドロン。神様はトライドロンも発掘していた。どれも演出がそこまで省かれていなかったので、見ていて楽しい。フォームチェンジSEが聞こえてこない(音量が小さい?)のは少し残念。このシーン、主題歌をバックにして戦うのがすごくMEGAMAX。やはり精神的続編だった。

 ゴーストもフォームチェンジ。いろいろ使うんだけれども歯が立たない。ムゲンも効かない。実体がある敵には分が悪いのか。と思っていたらノブナガアイコンの中に入る演出。まさかここでも見ることになるとは思わなかったよ。関さんボイスのノブナガゴーストであーゴースト見てるーって気分に。こういうゴーストらしさを外さない脚本本当に素晴らしい。テンカトウイツの武器はナギナタモード。不遇だったのについにまともな出番が。しかし次々の武器が変えられて行く罠。サングラスラッシャーとディープスラッシャーの二刀流とか、ガンガンハンドとガンガンキャッチャーとか好きだけど、どこから持ってきたのだろう。

 エグゼイドはレベル3だけ。その割にとても強い。しかしプロトガシャットとの2本差しをされてバグってピンチ!と思いきや永夢が覚醒。マイティブラザーズXXなる狙い過ぎなガシャットで2人に分裂。ダブルアップ! どうやら人格が変わってしまうよう。永夢とMになるかと思っていたのにそんなことはなかった。本編登場はどうなるのだろう。

 5大ライダーが拳を突き出し円陣。アーツで再現したい。

 戻ってきたタケル殿はなんと倒れる。しかも脈がない。タケル殿はやはり死にかける運命。まさに仮面ライダーゴースト。正直このシーン要るかな、と思っていたのだけど、タケル殿が命を助けられた(永夢が医者として人の命を救った)ことで、医者としての面も見せたかったのかな。見終わってみると、このシーンはあった方が良いと言える。

 

 エンディングではアフターストーリーが。プレーンシュガーに神様と始まりの女、祝われる進ノ介、再びマコト達と分かれるタケル殿たち、そしてやはり転ける永夢先生。

 最後はゲンムコーポレーション。どうやらすべて計画のうちで、新ゲームが完成に近づいたようで…?

 

 スーパーヒーローイヤーの次は超スーパーヒーローイヤーとか言い出した時は何言ってんだこいつ、って感じだった。来年春はまた大戦かな…?

 

 

 見所しかない映画だった。歴代冬映画でもかなり良い作品。MEGAMAXやフルスロットルに次いで面白かった。BDが出たら買おうと思う。おすすめです。

 

 

 

 

 

 今年最後の映画がこれで良かったな、と思っていたけれど、よく考えたら来週も映画を見に行くんだった。3回。