ZR’s Log

Twitterで書くには長過ぎる話を置いておく場所。TrySailからクウガやゲームまで、思いついた事をメモのように書き連ねていきます。

LAWSON presents TrySail Second Live Tour “The Travels of TrySail” calling at Tochigi

 ここに帰ってくることになるとは思っていなかった。

 

 時は遡ってMRFes。2nd Tourが発表されたその時、栃木の名があったこと、2日間だったことに驚いたのを今でも覚えている。

 昔、とあるアーティストのライブに初めて行ったのが栃木だった。そんな栃木に今度はTrySailが来るという偶然の確率は、0ではなかったのだ。

 

 そしてそれ以上に、この場所でのライブに強い想いを抱く訳があった。

 この会場は、私が立ったことのある舞台なのだ。まさかそんな場所に3人が立つ日が来るなどとは考えたこともなかった。

 

 会場に入った瞬間に目に映る光景が、夢でないことを教える。間違いなく私はここに立ったことを、思い出させてくれる。

 

 偶然などはないと、誰かが言っていた。だとすればこれはどんな意味のある、必然のできごとなのだろうか。

 

1.TAILWIND

 追い風が、巡ってここにも吹き抜ける。

 風は、吹き始めたあの時よりも強く、力をくれる。それは彼女たちが風を止めず、気流となって上昇し続けていたからこそなのだろう思うのだ。

 3rdから1st live tourの時の同じように、まさに続きものであることを示すような曲。Arenaという広大な海を越え、寄港する地で見せる変化は、昨年のそれを優に越える。

 

2.whiz

 風切羽に焼き付き焦がれた。

 追い風が空を切る。その音色がなんとも心地よい。

 歌詞もあって、序盤に出て来ることが多くなってきました。なんて、Arenaの時のリフレインですが、分岐点までこの瞬間を楽しもう。

 MVに自転車が出てくる曲なわけですが、ここ宇都宮との相性はとてもいいと思うのだ。だって、ねえ…?

 

3.Baby My Step

 3rd Singleの世界が生まれる。

 まさか最初のパートにこれが入ってくるとは。

 ライブでは楽しく盛り上がる曲ですが、しっかりストーリーがあって。それを考えると、whizと地続きだったりするのかもしれない。自転車でBabyのところに向かい、己の足で、一歩を踏み出す。

 Oh!!マイ・ラヴ!!はちょっと控えめ。

 

4.バン!バン!!バンザイ!!!

 シューティングではない。

 2nd album TAILWIND(Sail Canvasでない)を引っさげて、という話の後、そんなアルバムからということでこの曲が。

 両手をクロスしたあと、指を肩に乗せて、最後はバンザイ。というのをみんなでやりたいよう。

 これはインタビューで話していたことだが、自分たちからこういうのをやってほしいと、お客さんに提案したいそうで、それが如実に表れていた。

 

5.ホントだよ

 この曲がここで、全体的に怒涛だな、と思う。というか、2日ともやるとはね、日ごとの限定曲かと思ってたんだけど。

 最近は形を潜めつつあるかわいさ全振りの曲。ここまで直球なのはもちょのソロ曲に通ずるところがあって、元々もちょメインとして作られたことはある。いつかくるはずのあの瞬間に、彼女は1人でこれを歌ったりするのだろうか。

 ライブで深化するこの曲は、この先どこまで突き抜けていくのだろうな、などと。

 

6(day1),8(day2).カラフル

 覚えやすいフリがなんとも楽しい。

 ライブで聴くのはMRFes以来2度目だったのだが、あの時はカラフル…じゃない!?となってしまったので、そのリベンジもできてなにより。

 この曲について語ろうとすると、途端に語彙を失ってしまうのは、語る必要がないからかもしれない。この曲の良さは感じるべき。

 トップバッターもしんがりもできるあたりまさにカラフル。

 

7(day1).フワリ、コロリ、カラン、コロン

 フリが楽しい。

 曲のテンポも小気味好く、聞いていると歩速が自然と上がってしまう。

 指差しというよりはshoot!な感じのフリ。ほぼ目の前で見れたこともあって、フリコピがとてもしやすかった。

 

7(day2).ナイモノバカリ

 聴きたいな、と思っていたこの曲。

 特徴的な曲調に、ナンちゃんのフラットな声が混ざり合ってこの曲の世界を表現する。ある意味、今だからこそ映える歌のような気もする。逆に、1人でライブをするようになった時、この曲をどう歌うのか気になりもする。

 映し鏡のようで、無い、とは言うけれど、そこには確かに在るのだ。

 いつか彼女が自身の武器と共に羽ばたく日を夢見て。

 

8(day1).Marvelous scene

 2人とも表題曲だったしEternalだろう、と構えていたら、流れてきたのは予想し得ぬイントロ。

 相変わらずこの曲に弱い。

 実を言うと、予感はあったのだ。予感というか、予兆の方が正しい気もするが。

 年初のリリイベで、マベを聴ける機会はしばらく来ないだろうと思っていた。だからあの時はかなり噛み締めていたのだが、こうも早く再会することになろうとは。

 何度でも見たい、あの天さんがそこにいて。フリも一緒にやると本当に楽しい。

 Aggressiveでの発言に繋がるところがある歌詞。自分の心持ち次第で、明日は素晴らしい光景へと変わる。

 

6(day2).誓い

 2日目はトップバッターだった天さん。

 今日こそEternalか、それとももっと別の曲か、とイントロを待っていても流れてこない。と思えば、天さんのトークが始まる。その時点でいつもと違うことを、何かあることを悟る。

 6th Singleの発表。あのとき口にしていた新曲は思ったよりも早く形となった。それだけでも嬉しいのに。

 この新曲をここで披露する。まさかこんなことになるとは思いもしなかった。

 多くは語ることができないのだけど、この場所に、あの攻めた空が広がって。その事実が、決意を固くさせる。

 命ある限り歩き続けていく。まさに誓いであった。

 

9.Journey

 座って、ということで。

 ときに迷うことが、途方も無い道に引き返したくなることもあるが、進んでいくしか無いのかな、と思う。

 この曲の歌詞と向き合ってしっかり語りたいのだが、それができないのは、まだ旅の目的地が定まらないからだろうか。

 

10.ひかるカケラ(ハモリver.)

 恒例ハモリ曲はこの曲。

 もちょの目配せが印象的。歌っているメンバーの顔を見て、それを噛みしめているような。

 何時ぞやに書いたこの曲の感想がそのまま形になったような気さえする。その一方である閉じた世界を表現していたと思うのだがどうだろうか。

 最後を止めるのももちょ。なんだかああいう止め方を見ると、自分が舞台に立っていた時を思い出してしまったり。

 

11.散歩道

 オルゴールの音色が響く。

 この曲の世界観はとてもつかみにくくて、オルゴール人形視点で、次に誰かがオルゴールを回すまでの別れなのか、オルゴールの持ち主視点で、もう二度と使わないとしまいこんでしまうのか…

 歌詞を読んだ上で、もう一度しっかり考察したい。

 

朗読劇「トラブル・トラベル・トライセイル」

 ご当地グルメを食べるためにトライザップに挑む話。

 day1は餃子を食べるためにツール・ド・宇都宮と題してエアロバイクで回転数を競う。whizで言った、相性の良さというのはこれである。ドラマになる程、宇都宮と自転車は切り離せない存在なのだ。

 余談だが、ここで出てきた餃子を昼に食べていた。

 day2はかぶと揚げを食べるために吹き矢に挑戦。day1の予告から、大谷資料館かと思っていたが違っていた。かぶと揚げは予想できたんだけどなあ。

 

12.Sail Out

 後半戦、出航!

 流れを変えて、もう一度踏み出す。この曲って3rdから1st live tourでは今回のTAILWINDと同じ立ち位置で。そういう意味でも、なんだかこう、特別だなあと。

 こういう曲選びがとても上手いですね。

 

13(day1).sewing dream

 未だに何を書いているのかわからない。いつかわかる日が来るかなあ。

 クラップを主導する様とか、揃うことに意味を持つ曲なのかな。

 縫い合わされて一つの夢を見ているわけだしね。

 

13(day2).センパイ。

 何かが壊れる。

 1日目になかったので、日替わりに入っていることを祈るしかなかったのだが、見事に引き当てた。やっぱりファイト!をやらないと。それを強く思っているのは連番者だとは思うのだが。初イベが好き瞬リリイベだったわけだし。

 そういえば聖地巡礼をしてきた。といってもMRFesより前の話だが。

 

14(day1).BraveSail

 スクリーンなしはもしかしたら初めてかも。あれがあって初めて完成する部分も多々あって、そうなるとちょっと物足りないかななんて。

 航海のように緩急がついていて、ゆったりしていると思えばドン、と跳ねたくなるようなところもあって。

 

14(day2).Chip Log

 常々BraveSailと似通った曲だなと思うのですが、こうして同じ枠を共有してるとなおさら。スクリーンがあったほうがより世界観を表現できるというのも。

 電車ごっことかデッキのブラッシングとか、意味が明確な振りが多くて真似したくなる。

 

15.Youthful Dreamer

 早着替えから特殊イントロ。

 ラス前の呪縛から解き放たれて自由になった印象。

 この曲は特別だよな、と思うところがあって。年季の入ったというと少し違うかもしれないけれど、熟成されているなと。その割に3人のパフォーマンスは変化を続けているので、我々ももっと別の可能性を見出したほうがいいのかも。

 

16.High Free Spirits

 自在なYDからFreeなハイスピへ。

 ナンちゃんの煽りが久々に聞けて何より。

 100年目の歌、の意味は未だに見出せないのだけど、どんな比喩なのだろう。

 

17.コバルト

 小休止挟んで、まだまだ攻めていく。

 しかし本当動きが冴えてる。

 

18.disco

 そこまで激しい曲では無いのに、この流れの中にいるから激しくなってしまう。

 ミラーボールがほしい。

 

19.primary

 お久しぶりでフリあり。

 アリーナではトロッコで、1st tour finalでは歌われなかったので、本当に久々。

 覚えたいなあと思うのだけどなかなか覚えられない。

 

20.adrenaline!!!

 本編ラストはまさかのこの曲。

 騒いでるだけだし言うことないよね、って。

 

EN1(day1).オリジナル。

 私だけが持つオリジナル。ここでこんな思いを持っているのは私だけだろうと思っていたり。

 

EN1(day2).僕らのシンフォニー

 ラスト近くにこの歌詞は刺さる。

 しかもday2だし、ニクい演出だなと。

 

EN2.WANTED GIRL

 新曲を最後に持って来る、っていうのは自信の表れなのかな。

 MVが早くみたいですね。

 

 

 

全体感想

 最初に述べた通り、この会場は私が立った舞台でもあって。

 そんな場所にTrySailが来て、比較的自分の好きな曲をたくさん歌ってくれて、天さんに至ってはマベに新曲発表と歌唱だなんて。

 嬉しい、とか、楽しいとか、感慨深さとか、いろんなものが入り混じってまとまらない。

 もうこんな奇跡みたいなことは起こらないんだろうなあ。

 

 最後に、最高のライブを作ってくれたTrySailのお三方、スタッフの皆さんに感謝します。