ZR’s Log

Twitterで書くには長過ぎる話を置いておく場所。TrySailからクウガやゲームまで、思いついた事をメモのように書き連ねていきます。

無比なる世界への誘い

 2nd album発表の知らせはおよそ2ヶ月ほど前、と書いてTrySailのツアーが終わって2ヶ月が経とうとしていることを知る。月日の流れは早いもので、今でもあの瞬間を思い出せる。

 

 

 

 そんな懐古をしたくなったのは他でもない、最初に書いた雨宮天さんの2nd albumが発売されたからだ。1stから2年弱。あのときもこうして、筆をとった記憶がある。そんなことをしたのはそう、触発されたからだっただろうか。1曲をとっても人それぞれ解釈が違い、それを読み進めていくのがとても面白かったのだ。

 

 前置きはこのあたりにして、さっそく本題に入ろう。専門的な知識はないので、思ったことを思ったように書く、とりとめのない文章になるだろう。

 

1.エデンの旅人

 とあるエデンの拠点はタシケントだった。いやまあ関係ないのだが、曲のイメージとしては向こうの方の国ということで感じているものにあってはいるか。

 エデンとは楽園だが、架空の世界でもある。そこを旅する者自体、架空の存在となるわけだが、歌詞をみてみると現実味がある、というのがまた面白いところである。

 理想と現実の狭間で揺れる者が、まさに非実在でありながら現実化したい姿を追い求める旅人を夢に見る。矛盾しているようで成立している、そんな違和感が、この異国感の正体のようにも思える。

 

2.Shu!Bi!Du!Ba!

 街中を軽やかなステップで進む姿が見える。

 この曲の惹かれる部分というのは、その軽やかさなのだけれど、タイトルでもあり曲中でも使われるフレーズはずっしりと重く響いてくる。

 跳ねるような歌声が曲とマッチして、最大限に表現された溌剌さが聞き手の心も軽くしてくれる。

 

6.Lilas

 塩野海トリロジー最終章。

 Abyss、irodoriに続いて並べられてしまうとそういうことを感じざるを得ない。irodoriで自分を信じた結果、こうして友情を育める仲間を手にしたのかな、などというストーリーを想像してみたり。

 一気に明るくなった曲調もあって、未来みたいなものを見るのだけど、枯れなければいいな。

 

7.Breaking the Dark

 イントロ。

 タイトル強いと思っていたら曲も強かった。なんだろう、この曲の音づかいがすごく馴染むんだよな。

 ASHとかMarvelous sceneみたいに、好きなのに言語化しにくい曲。

 

9.GLORIA

 どちらかといえば鬱屈としているように聞こえるのだけど、世界観的にそうかというとそうでもない。

 擦れているような歌声から、だんだんと光の側に向かって進んでいくように、声が広がっていくのが印象的。

 

11.Trust Your Mind

 確かに少し前のアニソンっぽさを感じる。

 yourな割に、それは自分自身なのでは、とも思える歌詞。自分を、仲間を信じることを強さに変えて、終わらない戦いへ身を投じていく。

 真面目にこれを主題歌にして一本書ける気がしてくる。

 

 

総じて聞き込みが足りていないので、湧き上がってくるものは薄めなのだが、間違いなくどれもが響いていて、その理解を広げてくれるのが、この先に待つ、The Only SKYなのだろう。

 互いにThe Onlyでありながら干渉し合い、色付けていく。このBLUEがSKYを経てどう変化していくのか、とても楽しみだ。