ZR’s Log

Twitterで書くには長過ぎる話を置いておく場所。TrySailからクウガやゲームまで、思いついた事をメモのように書き連ねていきます。

鎮守府の記録 -第一期-

 今日、艦これ第一期が終わった。

 数日後に第二期の開始を迎えるが、それまでの間は提督としての生活はお休みだ。いい機会なのでそんな時間を、これまでの振り返りに使ってみようと思う。

二〇一三年

 8月のことである。私は当時新造されたトラック泊地サーバーに着任した。夏イベの真っ最中だった。

 初期艦は叢雲。おそらく今でも叢雲を選ぶだろうと思うほど、趣味は変わっていない。

 そもそもなぜ始めたのか、という話なのだが言ってしまえば流行りに乗った、というだけである。周りがやると言い始めたのもあり、ちょっとやってみるかくらいの軽い気持ちだったと思う。それがまさかここまで共にするとは思わなかったが。

 

13夏イベ:南方海域強襲偵察!
  • 戦績:E-1クリア

 着任時すでに始まっていたこともあり、数週間でできる準備をしてE-1クリアを目指した。というのも、潜水艦先行実装のタイミングであり、ここで逃すと次にいつ手に入るかがわからないという助言があったからだ。由良や五十鈴を中核とした対潜艦隊によりE-1をクリアし、無事伊168を迎え入れた。E-2は挑んで見たら全く歯が立たなかった。

 

 駆逐艦初改二となった響を筆頭に、改二の実装が本格化。いずれ来る秋イベに向けて、練度向上、装備の充実を図っていた。

 なんだかんだで潜水艦たちは本実装され、いわゆるレア駆逐レシピを回す日々が続いたのだが、同時に始めた仲間たちの中で最初に伊58の建造に成功した時の皆の歓喜はよく覚えている。

 今でも最前線で戦う夕立の改二はこの時期だった。この5年間、揺らぐことのない信頼関係にある。

 

13秋イベ:決戦!鉄底海峡を抜けて!
  • 戦績:E-5クリア+矢矧着任

 たった3ヶ月で始まった秋イベは、金剛改二と共に迎えることとなった。今回のイベントの目玉は武蔵。前回イベで大和を逃した(というか無理だった)自分にとっては逃すわけにはいかない機会。

 初の本格参戦となった今イベは困難を極めた。その原因はやはりE-2、E-4の夜戦マップだろう。全力の殴り合いを繰り返すあの海域はここまで積み上げてきたものをいとも簡単に砕いた。特にE-4はゲージ回復も相まって日々をすり減らすような感覚だった。E-5は覚えていない。E-4のインパクトがありすぎるせいだ。

 正直なぜ着任から3ヶ月でこのイベントをクリアできたのか未だによくわからない。

 

 木曽の改二化は年末のことだったが、軽巡のままなのかそれとも雷巡化するのかと予想していたが、後者となった。

 

13冬イベ:迎撃!霧の艦隊
  • 戦績:E-3クリア

 イオナやばい。敵の超重力砲も相まって、派手で楽しいイベントになった。難易度も控えめだったと思うが、E-3は妙に苦戦した覚えがある。

 

 どちらかというと、同時に実装された大型艦建造のことばかりが記憶にある。まるゆやあきつ丸を建造し、残るは大鳳だったのだが、建造までにかなりの時間がかかった。毎日1回できるように資材を集めて回す日々。迎えたのは年をまたいで、正月のことであった。

 

二◯一四年

 2月のことである。ケッコンカッコカリなるシステムが実装されたのだ。戦友から一歩進んだ関係へ。これまでの戦いで心はすでに決まっていた。金剛のみをケッコン艦として、ここから新たなスタートを切った。

 3月にはextra operation、いわゆるx-5の実装。未だに進めない1-5のルートといいE風といい特徴的な海域ばかりである。

 同時に初となる海外艦が実装。Z1と遠征で邂逅し、Z3を建造。Bismarckを建造したのは実装から11日後のことであった。

 

14春イベ:索敵機、発艦始め!
  • 戦績:E-5クリア

 革命とも言える偵察機による各種システムの実装は、このイベントと同時だった。E-2から先のマップは見ただけでなんだこれ、と言ってしまった(実際にはそれほどではなかったが)のはよく覚えている。特にE-5は当時最も練度が高い艦で挑んだはずだが恐ろしいほどに苦戦していた。ダイソンが初めてダイソンになった海域でもあり、その力を存分に振るっていた。

 

14夏イベ:AL作戦/MI作戦
  • 戦績:E-6クリア

 連合艦隊、出撃制限という今ではイベントの代名詞となった二つが実装されたのはこの時。AL作戦の時点で非常にきつく(MIやそのあとに備えて出撃させた艦をだいぶ抑えたからというのもあったが)クリアできる気がしなかったイベントだった。MI作戦が比較的大人しめではあったが、その後に待ち構えていた本土強襲が凶悪だった。ボス前空母棲姫という壁に、ラスダンダブルダイソンという双璧。索敵値制限の厳しさから彩雲を複数積むという珍しいことを強いられ、ただでさえ打撃力のない軽空母がさらに打点を失ってしまう。その中で、唯一この壁を打ち破ることのできる北上改二の夜戦CIが刺さることを祈って出撃を繰り返す。気が遠くなるほどの出撃ののちに打ち破った時のあの感覚は忘れることがないだろう。

 

 Bismarckのdrei化、つまり改三が実装されたのは9月のこと。魚雷搭載可能による雷装値の追加で夜戦火力は大幅に上がり、連合艦隊編成制限も相まって第二艦隊の戦艦といえばBismarckになるほどであった。

 改修工廠の実装は11月。ちゃんと計画的に続けていかなければならない改修だが、ネジはいつも枯渇している。

 

14秋イベ:発動!渾作戦
  • 戦績:E-4クリア

 秋月やPrinz Eugenといった艦娘が実装された割には簡単だったこのイベント。次イベはこれくらいのバランスが良い。簡単とはいうが、E-2やE-3で苦しんでいた覚えはある。対して、E-4の記憶はおぼろげだが。

 

二◯一五年

 艦これアニメを記念してか実装された吹雪改二。

 

15冬イベ:迎撃!トラック泊地強襲
  • 戦績:E-5甲クリア

 初の難易度システムが実装されたイベントにして、舞台は所属であるトラック泊地。たとえ甲がどれだけの難易度だろうが突破すると決め、トラック泊地の者として全力を尽くした。E-4にてボスとして登場した空母棲姫からの被害を抑えるため、秋月をここで初投入(Lv.1)した。問題のE-5はラスダンまでは伊58投入によるルート固定をしていた。しかしトリプルダイソンはそれでは太刀打ちできないほどの艦隊であり、ルート固定を外す決断をした。軽空母2隻による制空権確保と渦潮回避お祈りを合わせて挑んだ。大井の連撃により撃破したが、本当に辛い戦いだった。決戦支援で1隻も落とせないほどの艦隊はあまり相手にしたくはない。やはり下2隻がネ級なのはおかしい。

 そうはいうものの、トラック泊地を死守したこと、そしてこの難易度のイベントをクリアできたことは、自信となっていくのだった。

 

 4月に初期艦である叢雲に改二がきた。共に戦ってきた相棒の改装に、胸が熱くなった。

 

15春イベ:発令!第十一号作戦
  • 戦績:E-6甲クリア

 二周年記念の割には海域数が多かったこのイベ。さすがに報酬艦は豪華だったが、Romaがドロップとは驚いた。甲でも周回できるレベルだったのは助かった。ボス前にいた夜戦ダイソンもそこまで強くはなかったのも追い風だった。

 

 7月に実装された阿武隈改二。甲標的を搭載できる軽巡と画期的で、イベントの主力艦として常に活躍し続けている。

 そして、ついに大型艦建造で大和を建造した。

 

15夏イベ:反撃!第二次SN作戦
  • 戦績:E-7甲クリア

 大規模で有名な夏は大規模だった。E-4に待ち構えるアイアンボトムサウンド、13秋の再来である。クリア自体もきつかったが、ここに堀があったのもきつかった。そしてなにより、ギミックという新要素が我々を翻弄した。0時解除というのが判明するまで、謎を解くことはできなかった。E-7に待ち構える明らかに駆逐艦ではない駆逐艦。カットイン艦だらけにしてなんとか突破したのだが、ここで海風を掘る気力を失いついにコンプが途切れてしまう。

 

 五航戦改二はこのタイミングだった。装甲空母というだけで強いのだが、持参する装備(任務報酬)も強力で、艦隊での存在感が増した。

 10月は秋刀魚で漁船大淀が生まれたり瑞鶴改二が実装されたりと大忙しだった。

 

15秋イベ:突入!海上輸送作戦
  • 戦績:E-5甲クリア

 大規模の次なのでおとなしいかと思っていたが、あまりおとなしくはなかった。PTの登場である。それ以外にも最終海域に編成制限がなされるなど、特殊だった。だが何よりもいうべきは、E-4でのGraf掘りだろう。100周以上したが、これほどに辛い掘りはなかった。しかし、前イベで出会えなかった海風と邂逅できたのは良かった。これで再びコンプとなった。

 

二◯一六年

16冬イベ:出撃!礼号作戦
  • 戦績:E-3甲クリア

 ついに大人しくなったイベント。ここでは史実縛りによるルート固定が生まれ、今後の方針になっていった。E-3は燃料弾薬デメリット無しの殴り合いができたこともあり楽だったが、北上のスナイプでクリアしているので、運が悪いとはまっていたのかもしれない。

 

16春イベ:開設!基地航空隊
  • 戦績:E-7甲クリア

 おそるべきイベントの開幕だった。まずE-2、軽めの編成で挑むこととなった集積地棲姫。一度も落とせないままラスダンに突入し、最終的には制空を捨てて夜戦手数勝負をした。E-6、基地による攻撃が敵艦隊を壊滅させるのを待つ。航空支援にヴァクセンを使うという珍しいこともしていた。道中もきつく、到達率はかなり低かった。対してE-7は削りはそこまで強くはなかった。ただし道中がインチキ。あっさりとラスダンに到達したもののこれが削れない。そこで試したのが秋月型2隻投入。これがぴたりとはまり、ボスを残り14まで削るという光明が見えた。その後編成順を変えて見事敵艦隊全艦撃沈。親潮をE-7で掘って作戦を完遂した。

 

 朝潮の改二とともに新システム先制対潜攻撃が実装。1-5の1マス目対策が生まれ周回が安定した。しかしこれ以降、先制対潜を前提とした敵潜水艦が現れることになる気がしていた。

 

16夏イベ:迎撃!第二次マレー沖海戦
  • 戦績:E-4甲クリア

 さすがに春がきつすぎたのもあって、夏はおとなしめのイベントになった、のだがE-4が長すぎてついに速吸を解禁。あと、Aquila掘りでホロ空母出ました!赤城!の流れをよくやった。

 

 今年も秋刀魚漁をしていた。それからすぐにイベントなので資源が間に合わない。

 

16秋イベ:発令!「艦隊作戦第三法」
  • 戦績:E-5甲クリア

 いわゆるクロスロード特効のおかげで比較的簡単だったE-5。対してE-4はついに難易度を乙に落とすことになった。

 

 噴式機が実装された。手に入れたのは年を越してからだったが。単純に手数が一手増えるのだが、あまりに打撃力がないものだから困りものだ。

 

二◯一七年

17冬イベ:偵察戦力緊急展開!「光」作戦
  • 戦績:E-3甲クリア

 またもやトラック泊地。不思議なE-1やバックステップするE-2など、変わった要素が多かったが一番はやはりE-3の彩雲分解輸送だろう。伊13掘りに時間がかかったが、仲間が一発で出したのを見たときはさすがに、だった。

 

 鈴谷の改二と軽空母化が実装されたのは4月のこと。結局まだ改二のままだ。任務も滞っている。

 

17春イベ:出撃!北東方面 第五艦隊
  • 戦績:E-5甲クリア

 海防艦が先行実装。対潜戦闘に革命をもたらした。正直よく覚えていない。北の魔女よりもフラヌ改の方が厄介だった。というかあんまり見たくない。

 

 ついに長門に改二が来る。しかし、資材が重くて滅多に使えない。

 6月、由良さん改二。鎮守府着任初期からずっとお世話になっている艦ということもあって思い入れが強い。水戦や甲標的といった装備を搭載可能で、非常に多様な運用ができる艦としてオンリーワンの性能を手にしてくれてよかった。

 

17夏イベ:西方再打通!欧州救援作戦
  • 戦績:E-7甲クリア

 悪夢の始まり。狭霧のCVフレイアの人じゃん、とか言っている場合ではなかった。途中トラックサーバーの陥落がありながらもたどり着いたE-7は道中姫部隊による撤退地獄だった。まずギミック解除が大変で、できてもボスまでの道中がきつく、ボス前複縦トリプルダイソン夏Ver.とか潜水新棲姫とか。ボスはそれに比べると有情。最後は欧州作戦ということもありBismarckがとどめを刺した。そこからは甲で残りの掘り。しかし、楽しくないイベントだった。

 

 夏イベ終了と同時に航空戦力に革命が起きる。Saratoga Mk.IIに伴う夜間戦闘機と戦爆連合カットインである。現在の戦艦より空母という立ち位置を決定づけた新システム。しかし、夜間戦闘機が後々重要になるとは思いもしなかった。

 今年も秋刀魚漁。

 

17秋イベ:捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)
  • 戦績:E-4甲クリア

 2イベにまたがるレイテが始まった。満を持してということもあり、非常に史実に沿った作戦展開を要求された。イベント限定の警戒陣は画期的だった。E-3に再登場した防空棲姫は流石に弱く、調整されたなと。あのスペックだったらもうどうにもできなかった。問題はE-4の複雑怪奇なギミックだ。これだけで1面分のボリュームがある。だったらもう面分けて欲しかった。ZZ3に待ち構えるのは夜からの昼戦ボスという13秋E-4の再来。弾着前提の調整をされているせいで昼CIがでなければ落とせない。しかし制空確保が困難。旗艦に置いて発生率をあげたり下に置いて削った後の一撃にかけたり。結局制空が確保できるような調整をして昼CI率を上げて撃沈した。ZZ3の2本目は敵に航空戦力がなかったので楽だった。

 

 年末、ついに夕雲型に改二が来た。まずは長波だったが、特定主砲と水上電探によるシナジーという、運用する提督の腕が問われるような能力となった。

 

二◯一八年

18冬イベ:捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)
  • 戦績:E-7甲クリア

 昨年からのレイテ決着となる作戦であり、同時に1期最後のイベントとなった。E-4まではそんなにきつくはなかったが、E-5から激変。輸送道中の凶悪さ、戦力ボスの凶悪さだ。それを優に超えて来たのがE-6。ゲージ3本で、1,3本目はほぼ道中が共通。しかもそのルートは撤退要素になるマスだらけ。2本目はボスがきつかった。圧倒的硬さを誇る戦艦棲姫改を比較的軽量編成で倒さねばならなかった。CIのダメージ値も揺れがひどく、正直終わりの見えない戦いだった。撃沈した時の妙高魚雷CIも手数不足で十分なダメージ量を出せるとは思っていなかった。E-7の1本目はラスダンに入ってからが長かった。CIが出れば勝てる、を幾度となく繰り返し最後は阿武隈北上妙高のCI3連発で撃沈した。2本目はさすがにきつくなかった。資材も底をつきかけていたので、あっさり目で終わってくれてよかった。特効込みの火力で殴り合いをしていたのも楽しかった気がする。

 終わってから、夜間戦闘機を作ることを決めた。

 

 イベントと時を同じくして、武蔵改二が実装。要求アイテムの数が尋常ではなかったが、それに見合うだけのスペックで見事な活躍をした。

 5周年記念イベと記念改二陽炎。その後は米やら梅干しやらを集める謎のイベントが始まったが、従来のイベント並みに大変だった。

 航空戦艦の新たな可能性を見せる伊勢改二の実装は、5スロット目があることが1番の驚きだった。関連任務を達成する中でその長所と短所が明確になった。なかなか運用の難しい艦である。

 

 8/15 艦これ 第一期終了。

 

 一人も過不足なく揃った艦隊と迎える第二期は、一体どんな世界なのか。その時をじっと待つ。