ZR’s Log

Twitterで書くには長過ぎる話を置いておく場所。TrySailからクウガやゲームまで、思いついた事をメモのように書き連ねていきます。

LAWSON presents 麻倉もも Fantasic Live 2018 “Peachy!"

 世の巡りは不思議なものである。

 10月に始まったPeachy!は4公演中3公演に参加するはずだった。いつもの連番者はもちろん全公演。しかし互いに歯車は軋みあって、連番者が前3日、私が最後のみという結果になった。某B賞でライブ楽しみですとか言ったんだけどなあ…

 正直私が行けずとも連番者が行ければそれで、な部分もあった今回だけに、最終公演を彼が見れないのはとても残念だ。彼の分まで楽しまねばと、決意して迎えた今日だった。

 

 そこでひょんなことから、輪が繋がることとなった。この場で改めて感謝申し上げる。

 

 では本題。

セトリ

1.パンプキン・ミート・パイ

2.ハピネスピース

3.トラベリータイム

4.箱庭ボーダーライン

5.ずっと君のことが好きなんです。

6.大嫌いなはずだった。

7.星間飛行

8.No Distance

9.恋のプレリュード

10.星空を想えば

11.花に赤い糸

12.Run for you

13.明日は君と。

14.Fanfare!!

15.カラフル

16.トクベツいちばん!!

17.Good Job!

EN1.Fanfare!!

EN2.花に赤い糸

W-EN.Good Job!

 

 計2時間半の長丁場だったが、それを感じなかったのはステージの特性、幕間の扱い方、といった部分があるように思う。前者は、最後列でも舞台とスクリーンがよく見える、ということ。本当にここ最後列だっけ、と思うくらいには動きも映像との連動もよく見える。後者はMR04なんかでもやっていた、言ってしまえば衣装チェンジの時間稼ぎだが、逆に衣装チェンジであることを利用した映像にしてみたり、ダンサーさんに盛り上げてもらったりと、一瞬たりとも舞台から目が離せない。言葉を借りるようだが、麻倉ももさんはエンターテイナーなのだということを物語っていた。

 本編の中身をつまんでみると、まずはパンプキン・ミート・パイからスクリーンの使い方に圧倒される。あれはAR、VRが使えればかなり映える。この後の曲もそうだが、Fantasic liveの名の通り映像、ライト、ステージのミックスで、この会場だからこそのライブを作り上げていた。

 曲をいくつか取り上げると、まずは箱庭ボーダーライン。アリーナ神戸でイントロを聴いた時の感動は今でも忘れないのだが、それが今回は演出と共に新生したように思えた。まさに舞台といえる背景に、ダンサーさんによるフリ。この曲が持つイメージを具現化したようなステージに、見惚れるばかりだった。

 ずっと君のことが好きなんです。はラスサビ前か。静かになって、思いを伝えたあの瞬間から、心を表すような背景のもちょが嬉しそうな表情になって。あの言葉以前以後の違いを見事に表現していた。

 噂に聞いていたカバー曲は、まさかの選曲となった。これまではこんなのを歌ってきて…と話した後、今日歌うのは一番最初に挙げた曲と言い、何か思い入れがあることを伺わせ、1人では歌えない、でもしやと思わせてからの大嫌いなはずだった。で参った。

 よく歌っているらしい花に赤い糸は確かによく聴いている気がするのだが、カバー曲が先ほどのものとなるとかなり雛に近いトーンを感じてしまう。アンコールでも歌われたが、今度は麻倉ももの曲というイメージを持ったので、シチュエーションは大事である。

 祈りが届いてアンコール1曲目にもなったFanfare!!はとにかく楽しい曲だった。MOMOにあんなフリがついているなんて。確かに長い方がいい。そういうライブ用尺で演出された曲がCD尺でも歌われるのはなんともおもしろいのだが、物足りなさは確かにあったし、またFanfare!!やりたいなあ…

 アルバムのリード曲としてここまで引っ張ってきたGood Job!は、互いを讃え合うようだった。Good Jobのポーズことサムズアップは「古代ローマで満足できる、納得できる行動をしたものにだけ与えられる仕草」であるという。互いへの肯定的な思いを伝える手段であり、だからこそのライブ本編最後の曲のような気もする。W-ENではもちょの発案により選ばれたが、それができたのもここまでこの曲をボックスから引いてこなかったからであり、そういう巡り合わせというか、もってるな、と感じてしまうのだ。最後の最後で、ここまでを総括して感謝を伝え合うようなGood Job!は、今日一番のPeachy!な瞬間だったように思う。

 

 

 

 最後に、麻倉ももさん、ダンサーの皆さん、スタッフさんに感謝を。