ZR’s Log

Twitterで書くには長過ぎる話を置いておく場所。TrySailからクウガやゲームまで、思いついた事をメモのように書き連ねていきます。

属性公演の話

 先ほどFairy Stationが終わり、6thは一区切りを迎えた。なんだかいても立ってもいられなくなったので、ここまでの3公演を振り返ってみようと思う。 

 

Angel Station

 どんな公演になるのか全く予想のつかなかった初日。まず最初に度肝を抜かれたのは衣装だった。これまでの周年は統一衣装だったが、今回はユニットのそれを再現してみせた。属性、さらにはユニット個々を押し出し、というかユニットの合同ライブという趣を強くさせた。

 美咲さんの進行という、まさにテレビ番組な演出から始まった個々のステージ。ピコプラの衣装が光ったのを見て、FairyのEScapeも光るぞこれ、というところまで意識が飛んでいたりした。

 次に驚愕したのは体操だった。突然わけのわからない体操が始まり困惑していると流れてきたスマイル体操。納得せざるを得ないとともに、カバーでユニットの表現をするのだということに驚いた。

 世界観再現でいうと、Cleaskyが見事だった。カバー曲笑ってのチョイスがうますぎたのだ。歌詞がドラマパートにマッチしていて、そりゃ、ドラマパート聞いてきてくださいと言うわけである。

 りるきゃんはファッションショーから始まったからまた驚いた。りるきゃんを表現するにはぴったりな演出すぎて、やばいなこの公演という気持ちでいっぱいだった。同時に、3人のかけ合いだったり、パフォーマンスだったりを見ていて、りるきゃん好きだなあというのを改めて自覚した。

 RED ZONEで始まる4 Luxuryもまた予想外だった。9:02pmもID:[OL]も大人らしさとドラマパートと見事に噛み合い、あの伝説のセリフ「人生にドラマみたいなことなんて起こるわけがない」まで聴けてしまう、最高の演出であった。

 後半パートはソロ(2日間分割)とユニット混合曲(2日間共通)となった。オリメンの揃ったSweet Sweet Soulだったり、わざとオリメンを外した曲だったりで、予測不可能なセトリがこれからも来ることを予感させる。ただ、サンリズム・オーケストラに香里さんがいたのを見て、LTFの3曲を全部やって、メンバーにはbrand new ver.で追加された人が入るんだろうなというのがなんとなくわかった。…というのを裏切られるのが半月後の話。

 教えてlast note…を歌って、その日の発表でミリシタ実装が決まるというのは、以前述べられていたタイミングを感じさせる。実際、あの瞬間の熱量はすごかった。

 ソロに関してもうひとつ言うと、ハミングバードの変化には驚きを隠せなかった。多彩な表現を乗せた新たな歌織さんの一面。期せずして、Fairyでの表情豊かになった紬ソロと公演を横断した対比になって、二人の立ち位置、それを思い知った。

 2日目、ユニット別の中身が変わらないことを知る。

 ソロはミリシタ未実装曲を歌うのかなと思っていたのを裏切られた。ファンタジスタ・カーニバル、FIND YOUR WIND。前者はすごく楽しかったし、後者はその歌声に圧倒された。

 

 半月後のPrincessまでは現地、とカバーやソロ、後半曲の予想が楽しい期間だった。

 

Princess Station

 リンク先で大体述べているがやはりあるとは思っていなかったUnderstand?Understand!が3公演通して1,2を争う頂ポイントだった。それに尽きる。

 

Fairy Station

 前回から1ヶ月半が空いた最終公演は、これまで以上に予想外の連続だった。

 冒頭D/Zealの時点で驚きだった(ただ、そのおかげでユニット順がなんとなくわかった)が、ハーモニクスからの流星群である。そのまま(子猫ちゃんを挟みつつ)アコースティックなSING MY SONG。そして最後に青い羽が1枚落ちる餞の鳥。D/Zealを表現するのに、2人以外の存在は不要。そんな意図を感じていた。

 座って鑑賞ください、こと夜想令嬢。冒頭の台詞回しから、そのまま昏き星、遠い月に入っていくのが予想できて、実際そうだったのだが、思った以上にシームレスすぎて痺れてしまった。曲の途中にセリフを挟まれていたり、曲後のエレオノーラの独白から繋がるEverlasting。たった2曲ではあった、いや2曲だったからこそドラマパートの物語を見事に舞台上に再現したのだと思った。

 EScape。3人揃うのはリリイベ以来であり、カップリング曲の披露もまたそうである。EScapeに対する並々ならぬ想いの一部はリンク先にあるが、それ以降。2人のEScapeだった感謝祭を経て、再び3人という本来の形を取り戻して迎える今回は、ユニットの世界観を色濃く映すこともあって、ある意味集大成が見られるのだろうなと思っていた。最初に流れてきたのはまさかのI.D ~EScape from Utopia~だった。3人は無表情で、アンドロイドらしさ溢れる踊りを披露する。リリイベから変わっていない、大好きなパラダイムシフトの振りも、過去未来もそのまま。でも、アンドロイドらしさには磨きがかかっていて、衣装も相まって(リリイベはロイヤル・スターレットだった)ミズキ、シホ、ツムギがそこにいた。カバー、Mythmakerは世界観に合う音だった。先ほどまで無表情だった3人が感情を表に出し始めていた。カバー曲だからこそできる、自分たち以外のものと関わったことで芽生えた感情を表現していて見事。最後の曲と言わなかったMelty Fantasiaで終わらないのはわかっていた。5thから披露されてきた曲だけあり安定感があった。ラスサビは特に、今までで一番綺麗だったと思う。機能停止直前に追い込まれてからのLOST。ラスサビ後のライトを使った演出が、非現実を舞台上に生み出していて見惚れてしまった。綺麗すぎる。雨が降り出したのを見て、まさか、と思った。倒れこみ、雨が画面に向かって落ちる方向に変わる。そして。3人の最後。それでも笑みを浮かべていたのは、きっと。演じる3人の関係性も、より深くなったのかなと思わされた2日間。演出的な、トライアングルという3人の強調もそうだが、何よりも3人の会話だ。EScapeとしてという言葉が物語る。

 月曜日の、と思わせてまさかのART NEEDS HEART BEATSで始まるJelly PoP Beans。2日目ではサプライズまで織り込んで、ロコプロデュースユニットの名がこれでもかというほど輝く。I did + I willはRGBと白に変わった2日目がとても綺麗だった。あの古風なスクリーン演出も良い。そこから、なんとタップダンサーを率いての月曜日のクリームソーダ。専用ステージにしてしっかり音を拾っているのだから驚きだ。

 初日はソロの連続だった。予想通りの鳥籠スクリプチュアで天空騎士団 七の誓いだったり、連番のオタクがかなり叫んでいたSTEREOPHONIC ISOTONICだったり。

 やはりここで特筆しなければいけないのは瑠璃色金魚と花菖蒲。初披露のメガトン昼、悔しいと述べたメガトン夜、一つ高みへと登った5thを経て、どうなるのかと思っていた。見て真っ先に思ったのは、余裕があるなということだった。多彩な表情を見せる紬がそこにはいた。

 2日目ソロはライアー・ルージュのイントロについて。ミリシタとは違う振り。4thで見せたあのキレのある動き、前をまっすぐ示す指。個人的なライアー・ルージュの代名詞なので、見ることができてよかった。

 2日目Brand New Theater!、LVカメラに抜かれていたのだが、EScapeの3人が一緒に居て、最後の最後でやられてしまった。

 

 

次回

 最低でもLVで見に行く2日間。ついにラスト・アクトレスを見れる。そして、Justice OR Voice。紬と歌織さんが共に立つ舞台。まだまだ先だが、今から楽しみだ。

 

 

最後に、最高のライブを作ってくれたMILLION STARSの皆さん、ダンサーさん、ゲストの皆さん、スタッフさんに感謝します。