あんなに演者に推されると流石に「行くか」となってしまうのである。
いつもであればフェス系のイベントは気が向かないのだが、アイプラ生放送で別の曲も披露したり、なんて話をされてしまうと気になって木になってしまう(のんのん)のである。
決定的だったのは、八景さんでのコラボイベントだろう。あの時から高まり続けるアイプラ熱の勢いに任せ、行くことを決めた。
会場は初めて訪れた豊洲PIT。ガーデンシアター以来のゆりかもめである。どことなく(モノレールなので当たり前だが)シーサイドラインを思い起こさせてくれるのがポイントだ。
思っていたより会場が狭いのに驚いた。後列だったが、それを感じさせない距離感でなんだか嬉しい。
サニーピース
1.EVERYDAY! SUNNYDAY!
わかる。今のサニピなら最初に持ってくるのはこの曲だよね。
やっぱりあのクラップを煽る菅野真衣さんの動きが好き。
止まらない、で集まってくるシーンも誰が真ん中に来るかで雰囲気が全く違うのだからすごい。
一人一人丁寧に名乗る。時間の短いフェスではもう少し簡略化してくると思っていたので驚いた。確かに、ここをちゃんとやっておくと印象付けやすいのかも。
2.Shining Days
久々の開幕フォーメーションにこの曲の到来を感じる。
MVの影響もあって雨上がりを思い起こさせる。この日も雨だったが、終わった時にはほとんど止んでいたのでサニピが晴れにしてくれたのかもしれない。
雨に打たれるかのように辛い時にも前を向いて進めば必ず陽が差してくる、と勇気づけてくれる楽曲。
傘のポーズもまた一緒にできて嬉しい。
通称回転寿司な人力回転ステージは見事。一糸も乱れぬ最高の連携がみせる技。
3.サマーホリデイ
今日は!アキヤスミ!もう夏は終わり!
なのだが、楽しいからいいかと思えてしまう。それは夏のせい。
2番冒頭で菅野さんが歌詞を変えてきたのは驚いた。それに高尾さんも続く。昔からこういうのに弱いんだよなあ。
結城さんの声音が優しくなるのが好き。
今までとこれから。サニピの旅は終わらないと言い切る菅野さんが、トップアイドルを目指し、いずれその先へと進まんとするさくらたちに重なって、眩しく見えた。
4.SUNNY PEACE for You and Me!
今のサニーピースの力を物語る曲。この曲を聴きたがっている人がどれだけ多いか。八景さんでBGMになって少し口ずさんでくれただけでも話題になるというのに、およそ3ヶ月弱ぶりの生歌唱となれば、会場のボルテージは最高潮。
フォーメーションがとても綺麗で、それでいて個々の見せ場があって。どこを見ればいいのか悩む。
ファンとの対話が顕著なこの曲で終わることで、ものすごい多幸感をもたらしてくれる。
恐ろしいほどの一体感だった。ここにはサニピを知らない人もいたのに、みんな巻き込んで。まさに太陽の引力だった。
月のテンペスト
1.恋と花火
こっちもか!
それはともかくとしてこの曲から始まるセトリは珍しい。
曲名通り恋の歌なわけだが今の月ストが置かれた状況を考えると、歌詞がどこかうまくいかない5人を表現しているよう。The One and Onlyが歌われない事も含め、うまい選曲のように思える。
2.裏と表
そんな月ストが前に進むために必要なことを表現しているのがこの曲。
番外編でパーソナルな部分に触れ、BIG4編でのスランプを見せられ、月ストに対する感情が渋滞する中で聴くこの曲は正直苦しい。
追いつきたい。一刻も早くその思いを遂げられる日が来ることを祈るばかりだ。
超速MC。
3.Daytime Moon
久しぶりの縦一列。
この流れの中で歌われると、追いついた後のひらけた未来のように感じられる。
ここのMC間に水を飲みに行った橘さんと夏目さんが一緒に行って一緒に戻ってくる姿と、その時に見せた笑顔に、仲の良さを感じられた。
4.月下儚美
歌われないことがない月ストの代表曲。
今日はラスサビ前でセンターに立つ橘さんを少し離れたところから見る夏目さんの姿に、BIG4編の琴乃と渚の姿が重なって、今の微妙な関係性を表現しているように思えた。
星見プロダクション
1.Fight oh! MIRAI oh!
計8曲やったので流石に終わりだと思っていた。ユニットを混ぜるならサニピ月スト3曲ずつで混合2曲だと始まる前は考えていたが、まさか9曲目とは。
フェス向きなこの曲を持ってくるのは良い。
ユニット衣装で歌う姿が新鮮。
全体感想
久しぶりのフェスだったわけだが、全体を通して楽しめた。
サニピも月ストも今らしいセトリだったし、久しぶりの曲も聴けて満足。
今年の出演ライブはこれで最後になるのかな。来年またパワーアップした姿を見るのが楽しみですね。
最後に、最高のライブを作ってくれた出演者、スタッフの皆さんに感謝します。