ZR’s Log

Twitterで書くには長過ぎる話を置いておく場所。TrySailからクウガやゲームまで、思いついた事をメモのように書き連ねていきます。

LAWSON presents 雨宮天 Live Tour 2024 “Ten to Bluer Sky” 大阪公演

 天さんの歌声を最初に聴いたのはそう、アカメが斬る!OPとして流れてきたSkyreach。当時天さんのことを意識していなかった割に、ちゃんとそういうところに触れてきていたというのだから、なるべくしてなったと言えるのかもしれない。だが、間違いなく言えることもある。望んで今ここにいると。

 

 雨宮天アーティストデビュー10周年を迎える年。より青く、と銘打たれたアルバムとライブがやってきた。ライブの日程を見て、あの時と同じ場所から始まることにとてつもなく意味を感じていた。ここから再び始めるのだと。

 久しぶりにやってきたオリックス劇場。2018年のThe Only SKY以来である。あの時の結びに今見るべきは過去ではなく、目の前の景色だと思うと書いた。だが流石に今日は許してほしい。

 

 幕が開き、ステージにはトランプを意識した大きなセットが鎮座する。中央は小窓のようになっているのだが、それがなんともEternalのジャケット写真のそれのようで。

1曲目:Skyreach

 流れてくるイントロは、あの時と同じ。しかし聞こえる音は、あの時より獰猛で。

 階段の上に現れる天さん。それすらも、同じ。

 2日目のMCではこの曲で始めたかったと語っていたが、10周年記念である以上、これ以外ありえないのである。この時点で、本編最後を締める曲があれなのだと理解する。

 ちなみにここがファーストライブ最初の地でこの曲で始まったから、とかではないらしい。

 

2曲目:JACKPOT JOKER

 続くのは最新アルバムのリード曲。この10年で生まれた幅の広さを表現しているとでもいうのかな。

 初日MCでの新曲紹介ではぜひ塩野さんに、ということでいい感じに作ってもらったそう。ただそれがかなりのプレッシャーになってしまったのだとか。天さんが自分で作るような変態チックな曲の流れを汲んでいて、自分のために作ってくれた曲なのがわかって嬉しかったというのが伝わってきた。

 サビ最後の振り、手を伸ばして指をたたむまでの一連の流れが好き。

 赤と黒の、のところに元々音が入っていたのを天さんの歌声で始まったほうがいいということで最後の音量調整の段階で抜いたそうなのだが、それがライブになると無音になって天さんの歌声が入ってくるという形になるのがいいですね。

 

3曲目:BLUE BLUES

 サビで最高と言ってほしい、クラップもしてほしいということでこの曲。

 ダンサーさんが指先までビシッと右へ左へまっすぐ伸ばすのが好き。

 センキュ!の言い方好き。

 

 初日の朝、東京駅の待ち合わせに遅れそうになって階段を駆け上がったそう。そのまま1分で新幹線乗るまでまた走ったそうで、大変な1日の始まりだなと。2日目はそのダメージもあって最後まで立ってられるかわからなかったみたいな話をアンコール後でしていた。

 

4曲目:PARADOX

 挑戦の曲であり、みんなの大好きな曲ということで。可愛い振りでも振りコピはする。

 相変わらず、この曲をどう扱うか気にしていたところ…

 

5曲目:Love-Evidence

 それはずるじゃん。

 歌う機会に恵まれないんだけど、いい曲なんですよね。いつかカップリングの方も大きなステージで歌ってほしい。

 ダンスに挑戦している曲でもあって振りコピするの難しいんだけど、やりたくなる。これではまるで振りコピばっかりしている人だ。クラップもするよ。

 

6曲目:the Game of Life

 そこに繋がるんだという驚きと、想像以上にダンスの激しい曲になっていたことでそういう流れかと何となく理解する。

 お遊戯会でダンスやってたのがこうして結実するのすごい良かった。めちゃめちゃ決まってて、カッコよかったなあ。

 2日目MCの曲紹介では、レコーディングの時点でライブでやるならダンスをすることになると言われたという話が。それを受けて、ダンスをすることを前提にキーを決めたりしたそう。そこでやらない、にならないのがすごい人だ。

 

7曲目(day1):情熱のテ・アモ

 そうなんよねえ、BESTではバンド演奏のみでしたから、待望のライブ披露でありました。

 

7曲目(day2):マリアに乾杯

 導火線の中では披露回数の多いこの曲。ダンサーさんありだとどうなるか気になってはいた。

 青なのか赤なのか… 個人的には紫ですが…

 テ・アモもそうだけど、間奏がダンサーさんの紹介を兼ねてるのもいいですね。

 ここは天さん作曲で可変なのかな?

 

Absolute Blue〜エデンの旅人〜ロンリーナイト・ディスコティック

 恒例となったバンド演奏パート。逆にここで演奏されるということは歌われないということか…

 ロンリーじゃなくてQueen no' cryが来るかと思っていたがそんなことはなかった。

 

 なんだかハンガーにかけられたジャケットとハットが出てくる。

 衣装替えして現れた天さんは白いドレスを身に纏い。足より長いので、階段を登ると下に垂れて本来の形が現れる。美しいですね。

8曲目:月灯り

 階段上のトランプの中央の枠に座って。曲が始まると月灯りをイメージしたライトに照らされるのもいいね。

 歴代曲の演奏の後で振り返る過去はないって歌うの、やっぱり強いな。

 2番で転調するの好き。

 

9曲目:羽根輪舞

 イントロ聴こえた瞬間テンション上がった。そうなんだよ、月灯りときたら羽根輪舞なんですよ(Variousの記憶)。

 明らかに物語のある聴かせるゾーンにはこの曲がほしいんですよね。暗転の間に天さんに似た衣装のダンサーさんと、ジャケットを着たダンサーさんが現れて、まるで惹かれていく様を描くような。月灯りは失った直後で。羽根輪舞は過去に思いを馳せて、ダンサーさんが過去を表現するような。

 

10曲目:火花

 物語の続きを描くのはこの曲なんだ。

 初披露も大阪(Zepp Namba)だから、巡ってここで歌われるのは感慨深い。

 残されたジャケットに想い人のことを感じて、忘れたくても忘れられない。

 

11曲目:irodori

 久々にフル尺。いいですね。塩野さんワールド始まりの曲でもある。

 湖の底からの振りが少し小さくなっている気がする。昔の思いっきり底から掬うような振りも好きなんですが。

 スカートを脱ぎ捨てて。

 

12曲目:風燭のイデア

 白の上に羽織るのは青。軍服のようで、和の要素も入ったこの衣装、めちゃくちゃかっこいいんですよ。

 そこから始まるこの曲は本当に良かった。この曲中見惚れてた。

 天津風に乗って、の大きく後ろへ手を伸ばす振り、カッコよくて真似したいけどさすがにね。

 

 このMCまでの間に色々あった(衣装が変わったり物語ゾーンがあったり)。

 3着目となる青衣装は風燭のイデアをイメージして和の要素を取り入れてもらったそう(肩)。

 曲紹介はここで。

 2日目はここがファーストライブ1公演目の場所である話も(1日目で全くしないから、The Onlyみたいに何も触れないかと思った)。合ってるよね?って聞いてくるあたりがこう、今を生きている感じがする。

 

13曲目:Fireheart

 私はこの曲がASH・Marvelous scene・Breaking the darkの枠だと思ってましたけど、どちらかというとSilent Sword・Trust Your Mindの枠だね。

 いやもうね、命燃やしきれ、その言葉の通り。

 断然、当然、瞭然、until the end、必然、燦然、平然、ですね。覚えるのは大変だけど覚えると楽しいですよ。

 たった1回で指先を天に掲げるのもめちゃくちゃ良い。

 

14曲目:VIPER

 なんだかんだ好きな曲。

 無垢な天使の、からの振りはバッチリ。聴くたびにやっちゃうくらいだからね。

 個人的にはここが日替わりかと思ってたので2日目に残っててびっくりした。

 

15曲目(day1):Velvet Rays

 振りコピが楽しい曲が続く。なんだかんだ外せないよね、この曲。

 ずっと言ってるけど発売日に買った最初のシングルなので、歌ってくれると嬉しい。

 

15曲目(day2):VESTIGE

 ここはV繋がり可変枠ですか?

 Clearest以来かな。Never Never Neverで拳を突き上げるのもそうだし、Keep on tryingで振りかぶってまっすぐ前を指差すの、やっぱりいいよね。

 

16曲目(day1):Defiance

 この曲も久しぶりか。

 4年歌ってない曲があるっていうのもこの10年の重みを感じる。(もっと歌ってない曲があるって?)

 

16曲目(day2):Eternal

 あるのか…!嬉しい。

 なんかBESTでやった盛り上がる曲は意図的に外してる感あったからね。

 ここは白と黒の対比でよろしいですか。可変枠をこの2曲が共有するの、めちゃくちゃ良い。

 この辺りだったかな、回った時にちょうどマントが伸ばした手に乗って、マントを広げているかのようになったの。マント翻すの好きなので、偶然が生み出した一瞬にこころの中で拍手していました。

 

17曲目:永遠のAria

 この曲は上に立って歌うんだよね。SKYもそうだったけど。

 

18曲目:衝天

 本編を締めるのはこの曲以外ないでしょう。Skyreachに始まり、同じ作家陣で作ったこの曲で終わる。

 この曲が10周年曲だからと出し惜しみされないことを願っています。良い曲だからいろんなところでバンバン歌ってほしい。

 

アンコール

 

19曲目:チョ・イ・ス

 これか、Aggressiveじゃん…

 やっぱりアンコールといえばみたいな感じ。アンコールじゃなくても歌ってるけど、なんかアンコールでめっちゃ手を振りあってる印象が強いのよね。

 Clearestと違って原曲キーかな。

 初めて正面で指差しもらったかも。

 

20曲目:mellow moment

 唯一歌われてなかった新曲。

 アンコールのこの流れに入れるの難しくない?と思ったけど化けた。曲を聴いた印象は少し物悲しいかなという感じだったんだけど、ライブになってクラップしたり手を振りあったりしたらなんかもう全然違うわ。明るい曲になっちゃった。

 たぶんきっと、あとちょっと。

 こっちは、ありがと、なんですねえ。

 

21曲目:Dear Blue

 手紙を書いてから、歌詞を書いたそうです。

 青い光を胸に灯して。

 こちらこそありがとう。

 10年前(正しくは8年前)のライブを見にきてくれた人、なんて訊いちゃうもんだから、色々溢れてきたのかもしれませんね。

 

 終演後の挨拶BGMは歌われていないLilas。なるほどなあ。

 

全体感想

 なんだか、要所要所で昔のライブを思い出していた。Skyreach始まり、月灯り羽根輪舞は曲順逆だけどVariousの物語パートだし。かと思えばアンコールチョ・イ・スに物語パートにirodoriくっつけちゃうのはAggressive。Lilasは本当は枠があれば歌いたかったのかな、The Onlyであの曲が生み出す空間すごい好きなんですよね。DefianceとEternalが同じ枠にいる(あの時は同じブロック)のはClearestか。Clearest以来の披露な曲も多い。Paint itの曲が入ってくるセトリもあるかな、楽しみですね。

 全体的にSKYでやってない曲が多いというか、SKYと合わせて完成するようにも思えて。

 個人的には3パターン目のセトリがあるのかも気になったり。

 次は天さんとしては初となる大宮。どんな進化が見られるのでしょうか。

 

 最後に、雨宮天さん、天ちゃんダンサーズのみなさん、天ちゃんバンドのみなさん、スタッフさんに感謝を。