ZR’s Log

Twitterで書くには長過ぎる話を置いておく場所。TrySailからクウガやゲームまで、思いついた事をメモのように書き連ねていきます。

LAWSON presents IDOLY PRIDE Zepp Tour 星々と in Haneda

 1ヶ月に渡る旅の果て。全国各地をその輝きで染めてきた2つのグループが一堂に会する。

 太陽の如く、数々の奇跡を起こしてきたサニーピース。対して、嵐の中で磨かれてきた月のテンペスト。タイトルに星を冠して、原初に立ち返る時が来た。

 

 今回のツアーは各グループの単独公演から始まった。思えば始まる前は単独に様々な不安を感じていた。それが今はどうだ、複数のグループが集まるのは久しぶり、珍しいなあくらいに気持ちが反転している。それほどまでに、各単独公演は魅力に満ちていた。だから逆に、同程度の公演時間で2グループとなると、その魅力を発揮し切ることができるのかと不安になっていた。不思議なものである。

 

 会場は羽田空港近く、Zepp Haneda。なんだかんだ、本ツアーで三度羽田を訪れたことになった(2回は空港だけど)。

 物販は公演の都合他と比べるとかなり早い時間からスタート。しかしこれが大変だった。雨である。あの札幌を晴れさせたサニーピースを以てしても止まない雨。一抹の不安を感じていた。それが杞憂と知るのは、昼公演後の話。

 

1(夜4).Question

 いつもの開演BGMから現れたのは5人。その姿から月のテンペストとわかるがセンターに立つのは成宮すず役、相川奏多さんだった。まるで、今のセンターは自分だというかのような、いや、実際今の4人の月ストセンターは成宮すずなのだ。それをこの公演の1発目に持ってくるというのが、(PARTYで最愛を披露したような)ストーリーを感じさせる一幕なのだと思う。

 横にした左腕に右腕乗せて、更に手の甲に顎を乗せる振り付け、可愛くて好きですね。

 

2(夜5).Daytime Moon

 昼公演だから、ではない(思い起こされる昔の記憶)。

 福岡公演の記事で可愛い女の子らしい一面も垣間見えると書いた。だからQuestionと繋げるとその可愛さは何倍にも膨れ上がるのである。

 手のひらを使って顔を隠す振り付けが多用されるが、顔を月に見立てそれを隠す、つまり月の満ち欠けの表現なのではないかと今になって思った。

 

3(夜6).裏と表

 やはり成宮すず役相川奏多さんから始まる曲である。しかし、続くのはセンターに立つ彼女がその場から去り、代わりに長瀬琴乃役橘美來さんが現れるという展開である。つまり、この曲はすずが琴乃にセンターを返す曲ではないかと考えている。

 約束での披露から1年半が経つ今もゲームに実装されることはないが、これだけ長い間曲のバックボーンが明かされないおかげで色々な想像ができるのもまた良い。

 今日は昼夜ともに頭ぶつけませんでしたね。だから、あれはないと思ってたんですけど…

 橘さんから夏目さんへ託してからの夏目さんソロ、同様に橘さんから宮沢さんに託してからの宮沢さんソロ。

 最後琴乃がみんなのことを見渡すのがいいですね。自分が月のテンペストにいることを噛み締めているようで。

 

 昼公演は爆速MC。奇跡を思い出す。みんなが名乗って、成宮すず\ですわー!/羽田最高\ですわー!/芽衣\だよー!/をやって声出しのために観客の喉を温める。

 大千穐楽と宮沢さんが言った夜公演。すずがですわー!をやらず意気込みを述べる珍しい展開。芽衣はいつも通り。

 

4(夜1).EVERYDAY! SUNNYDAY!

 1,2,3,Go!

 楽しい。それに尽きる。

 サニピのパフォーマンスはずっと笑顔が溢れているのだけど、見ていると自然とこちらも笑顔になれる。大きな振りから、くしゃっと笑う姿まで、何よりも自分たちが楽しむことでそれを伝播させていく、そういう底なしの明るさがサニピの魅力だなといつも感じる。

 この曲には歌詞やMVでそこに至るまでの苦悩だったりが表現されているのだけど、パフォーマンスからは全くそれを感じさせないのがアイドルだなと思うのだ。

 

5(夜2).SUNNY PEACE for You and Me!

 ストーリーでも、現実でも数々の伝説を生み出してきたこの曲。音源化はほぼ1年待たされたこともあって、ライブでしかフルが聴けない曲だった頃が懐かしい。本当に待ち侘びていて、それだけにライブやイベントでこの曲のイントロが流れた時の盛り上がりはサニピ曲屈指。

 サニーピースとお客さんを、会場を一つにしてしまうほどの凄まじいパワー。コール、クラップ、振りコピ、そのどれもがとても楽しい。

 

6(夜3).Hi5でピースサイン

 ここまでツアーで聴いてきて、音源にないイントロがないと物足りなくなってきた。

 セリフや一緒に歌うパートが取り立たされがちだが、5人の声の重なりが綺麗な曲でもある。HARMONYから始まったサニピらしい曲だと思うのだ。

 

 こんに千紗したすぎて名乗り忘れる高尾さん。

 ツアーを振り返って、食べ物の話。佐々木さんが新幹線で食べた天むすとか、結城さんが1時間半ならんだという札幌のラーメンとか。

 この日の結城さんはベレー帽をかぶる特別仕様。

 

7(昼).未来模様

 5人が捌けて出てきたのは、橘さん!?

 この日の橘さんは髪を後ろに流していたのでだいぶ琴乃に見えましたね。

 今日はずっと見守っていたんですが、全編笑顔で通して見事でした。まさに、アイドル長瀬琴乃がそこにいました。

 

8(昼).voyage

 やっぱりこの曲は遙子さんらしい佐々木さんの所作なんですよ。

 後ろ振り返ってみて、で振り返る時間は短くて。過去よりも今、そして未来を見れるようになったという表現なのかもしれないなと思っていた。

 ゆったりとステージ上を歩く姿が、往年のアイドルという感じがしていいですね。

 

9(昼).欲しいよ

 この日は1人でステージに向かうんですよね。

 伝えたいよ好きだよのパートは両手でマイクを持つわけですが、今日は想いを伝えようとしている女の子の覚悟以外に、夏目さんが自身の限界を越えようとする姿にも見えて、心の中で応援していました。

 

10(昼).Do you believe in music?

 まさかの佐々木さんが結城さんを引き連れて戻ってきた。

 今日はないと思ってましたね。

 遙子さんが怜を、怜が遙子さんを引き立てていて本当にいいんですよね。

 

11(昼).君がのぞくレンズ

 今日その覚悟で来てなかったんですけど!

 未来模様の後に来なかったから無いな、って切り替えちゃってたよ。まあ前曲の時点であれってなったんだけど。

 琴乃に渚が合流するんじゃなくて、2人で一緒にステージに上がるってのも特別感あっていいですよね。

 2人同士の信頼が強く感じられて、いろいろすごく見えました。

 

12(昼).つながる心Binary

 沙季と千紗、姉妹以前に2人のアイドルで。

 互いが互いのことを思いつつも、相手を立てるのではなく自分が前に出る、本気のぶつかり合いをするステージ。

 「絆深まる姉妹のステージ」のイラストみたいなシーンがあったり。いつもと違って最後は2人で手を繋いで前に出てきたり(なんかあった気がするけど何もなかったこととします)。

 ところでイベントストーリーのタイトルは共演じゃなくて競演なんですよね、これが本当に良い。

 

 夏目さんは練習で1人で歌っていて、少し寂しさを感じていたそう。特に今回は星見10人で、揃ったからこそのパワーみたいなものを感じていて、対してこの曲を歌う時は1人なので、という話だった。しかし、お客さんが笑顔で温かく見守ってくれたおかげで寂しさは無くなったとのこと。

 結城さんはストーリーで叶わなかったユニットライブ大会でのステージリベンジのつもりで挑んだそう。

 レンズの話では橘さんと夏目さんの身長の話に。2人の身長がほぼ同じで、この日は橘さんに合う靴がなくて中敷きをしてるから少し高かった。それに対して本当は私の方がちょっと大きいと言う夏目さん。身長がほぼ同じ、と言うところで、鏡写しになるようにダンスの研究を相当頑張ったのだとか。

 最強白石姉妹だと言う高尾さん。宮沢さんから前日に連絡が来たそうだが、のんのんはイヤリングつける?という内容だったそう。何かというとお揃いのイヤリングをつけたいとのことで、ステージ上でバッチリ披露。カメラさん抜いてください!と言うが、スクリーンないんだよなあ。

 

7(夜).もういいよ

 もう、聴き入るしかなかった。ブレードとか振れなかったな。

 ふと気になったのでライティングを見ていたのだけど、思っていた以上にさくらの色のライトがなくて驚いた。ほとんど白とか緑だった。個人的な解釈としては、この曲を経て初めてアイドル川咲さくらが生まれるからなのかなと。

 

8(夜).drop

 冒頭からクラップ煽りがめちゃくちゃ大きくて崩れ落ちるところだった。

 小さなクラップ煽りだった札幌、少し大きくなった名古屋を経て、ついに羽田で自信を持ってソロ曲を披露できるようになったんだなと思って感動していた。

 首藤さんが考えたんだと知ってから聴くセリフパート、間違いなく雫で嬉しくなるんだよな。

 

9(夜).ちいさな物語

 眠りから醒めて、決して夢ではない現実でアイドルとして輝いて、また眠って次の夢を見る。

 アイドルになったことは夢のスタート地点。マネージャーの力を借りて、もっと先へ、夢の先へ。

 おやすみ〜

 

10(夜).風になっていく

 後のMCでまた沙季に近づけたと言っていた宮沢さん。間違いなく、そこには沙季がいました。

 クラップが入るの好きですね。

 

11(夜).ココロDistance

 ここまでずっと芽衣はすずと戯れてるのばっかりみてたから、怜とめちゃくちゃかっこよく踊るのを見るとギャップにやられてしまう。

 ダンス上手い組なのでめちゃくちゃ激しいじゃないですか。そつなくこなしてしまうのがすごいですよね。

 

 すず、あとは頼んだわよ!

 

12(夜).shiny shiny

 ストーリー上は芽衣とすずが作詞したことになっていて。互いのことを意識した歌詞が入っているのがいいですね。

 芽衣番外編で見せたすずへの思いみたいなものも多分に含まれていて。芽衣の本気であって、すずもまた本気をぶつけ返す。そういう信頼が見えて良い。

 

 怜と芽衣芽衣とすずだけじゃなくて怜とすずも仲がいいんですよと日向さんの前に立って、私も混ぜてと割って入る日向さん、一連の流れが良い。同じ学校で姉妹と勘違いされている話はホーム画面で聞けますね。

 

13(夜16).月下儚美

 このイントロはいつでも盛り上がりますね。

 ツアーどころか、昔からの月ストの成長を一番感じられる曲だけど、歌声も踊りのキレも何もかも昔の月ストはどこにもいなくて、見入ってしまう圧倒的なパフォーマンス。

 初めてこの曲を聴いた時に感じた、月スト良いなが詰まったステージでした。

 

14(夜17).最愛よ君に届け

 この曲を聴くのは辛いけど、でもこの曲が一番好きかもしれない。

 最愛よ君に届け、って手を伸ばした先の一点には誰もいないんだよね。

 今日はあんまり橘さんの髪の動き激しくなかったけど、やっぱり髪を後ろに流したからかな。

 いつも夏目さんのソロパートが凄くて、って言ってますけど、今日は後に続く相川さんもすごい気持ちのこもった歌声だった。

 

15(夜18).The One and Only

 いやあ、まさかこの流れをまた聴けるとは。最愛の最後で5人に戻って、月のテンペストは5人のユニット、と歌うこの曲に繋がる。

 ちょっとカルメンみたいだよね。

 サビ前の驚いた顔久しぶりにちゃんとみたけどやっぱり好きだな。

 

16(夜13).全力! 絶対!! カウントダウン!!!

 ピースでおすそ分けするの好き。

 クラップ精度をもう少しあげようと思った。

 

17(夜14).SUNNY PEACE HARMONY

 ただただ楽しくやっていただけなのでほとんど記憶がない。

 胸の前で組んだ腕を右に左にぐるぐるするの好き。

 

18(夜15).Let's Go Let's Go! ピース! ピース!

 ポンポンを持ってくるまで時間がかかるので特殊イントロになる。

 サビの最後の方、列車ごっこみたいになるの好き。

 ジャンプは個性が出てて良い。今日の菅野さんはだいぶ勢いついてましたね。

 

アンコール

 今日はアンコール、だったかな。

 衣装は変わらずそのままで。10人並んでもらわなきゃいけませんからね。

 

19.MELODIES

 英語表記だったか。

 握った手、握り返して。10人になって、最初に歌うのはさくら。最後に歌うのは琴乃。横に立って、向かい合って、共に歌う瞬間もあって。

 月ストとサニピで明確に歌詞を割ってる気がする。いや、一緒に歌うところもあるんだけどね。

 何気に橘さんと夏目さんが並んで頷き合うシーンがあるのも良いですね。なんかこのツアー供給多くない? ありがたい話なんですが。

 

20.Pray for you

 歌詞割りに思想を感じる曲が続く。

 やはりこの曲といえばすっかりコンまるなのですが、こうして久々にライブで聴くといいですね。

 拳を突き出すというのがあまり他の曲にはみられない振り付けで、強い意志みたいなものを感じられる。まさに月ストとサニピのプライドのぶつけ合いみたいなライブでしたね。

 

 さすがに10人個別の感想は無し。正直聞きたかったのでもったいないなという気持ち。

 

21(昼).Fight oh! MIRAI oh!

 月ストが大変だからやらないのかと思っていた(5人版と10人版で歌うパートが変わりすぎて1週間で調整するのはあまりにも大変)。

 上手に芽衣すず、下手に怜遙子さんでデュオ組がパフォーマンスしてたのはこの曲だった、か?

 

21(夜).サヨナラから始まる物語

 昼とは違うフォーメーション、やはり…!まあ星々と(スタート)ですからね。

 10人でこの曲を歌ったことで、ああ、ツアー終わるんだなっていうのを凄く感じていた。

 

全体感想

 ツアーが終わったことに浸るのはまた後にして。

 まさかここまで上手くまとめてくれるとは思わなかった。特にデュオ・ソロパート。正直昼夜インターバルを考えるとほとんどやれなくてもしょうがないかなと思っていたので、ほぼ全部やってくれて本当に嬉しかった。福岡でレンズとはしばらくお別れだと思っていたのでね。こんなすぐ来るとは。他のソロ曲たちも。

 グループの曲は主要なところを押さえた見事な曲選だったな。その順番にも意味があって、相変わらずライブで物語性を生み出すのが上手い。

 4枚目のアルバムと、1年半ぶりのパシフィコも決まって、そして未来の映像化もきて嬉しい限り。二部もよろしくね。あとPARTY。

 おそらくZeppツアーは映像になることはないだろうから、映像として残る機会でまたソロ・デュオ曲やってくれると良いなと思います。レンズ、何回でも見たいからな。

 次のライブを迎える頃には、琴乃も、進めていたら良いですね。

 

 最後に、最高のライブを作ってくれた月のテンペスト、サニーピース、スタッフの皆さんに感謝します。