ZR’s Log

Twitterで書くには長過ぎる話を置いておく場所。TrySailからクウガやゲームまで、思いついた事をメモのように書き連ねていきます。

LAWSON presents IDOLY PRIDE Zepp Tour 照らす in Osaka

 大阪。自分としては、特にライブとなるといろいろな思い出の詰まった場所である。そこへこの度やってきたのは、月のテンペストミュージックレイン3期生5人で構成されたユニットであり、担当アイドル長瀬琴乃がリーダーを務める。しかし、メインストーリーでは琴乃は脱退、月のテンペストは4人となった。そんな今、月のテンペストのライブが、それも初となる単独ライブが開催される。

 絡み合った糸は、一体何をもたらすのか。

 

 会場は大阪にあるZeppでは行ったことのない方ことZepp Osaka Bayside。名の通り近くには海が繋がっている。

 早くから並ぶ物販はやはり寒いし、オルスタでも立ちっぱなしになるのでしんどいのだが、これはこれでライブを満喫してるなという気分にもなる。

 

 場内に入って見つけたとある場所。視界がクリアで、でもそれ以上に目の前のステージの上は、そういう場所だった。

 

1.月下儚美

 Zeppツアー恒例のジングルから、やはり新衣装を身に纏う5人が姿を現す。どことなくサニピのそれと似ていて、ツアー名にユニットを冠さないことからも10人で繋ぎ、照らしていくツアーなのだと思わされる。

 月スト初単独、3期生にとっても大きな一歩であると思ったが(これは日々荘に行くようになった弊害かもしれない、純粋な月ストとして見れなくなった)、そんな重責は感じさせない躍動感のある踊りと、(会場が埋まっているのを見てなのか)5人に溢れる笑顔を見て、なんだか安心していた。

 

2.Daytime Moon

 手のひらで隠した顔をパッと出すときの表情がめちゃくちゃ笑顔で好き。

 ラスサビでみんなが手を振ってくれるのも良いよね。

 一人一人の動きがテンポ良くつながっていくのも、綺麗だなと思う。

 

3.The One and Only

 琴乃と4人という構成が目立つこの曲。琴乃の決意に4人が呼応して月のテンペストを1段上に押し上げた曲なだけあって、聴いてるだけで泣けてくる。

 一緒に輝こうで橘さんが後ろを向いて4人に手を伸ばしてぐるっと、そのままこっちを向いて観客席にも手を伸ばして。一緒にと言う言葉に込められた意味を感じさせてくれた。

 

 挨拶MC。大阪が初な夏目さんとか、551の話をする相川さんとか、後に話を取っておく宮沢さんとか、いつも通り芽衣「だよー!」をやる日向さんとか。

 橘さん、初単独を全力で駆け抜けよう、楽しもうという気持ちが全面に出てたなと。ずっと笑顔なんだもんね。

 

4.未来模様

 まさかこのパートの最初とは。

 ラスサビ前だったか、後ろからの光に照らされる姿が、月ストの4人に背中を押されているようで。その後光が消えて1人で一歩踏み出すのも含めて良い演出でした。

 空に手を伸ばして、ちゃんと掴んで終わるのが、いいですね。ちゃんと夢を形にできたみたいで。

 終始笑顔だったのは、色々乗り越えた先にいるからなのかな。

 

5.君がのぞくレンズ

 橘さんが捌けず、もう1人ステージに姿を現す。よく見なくてもわかる、夏目さんだ。

 BIG4編が始まった直後、1周年のCDに収録されていたこの曲。スランプな琴乃とそれを支える渚の姿が見事に投影された曲だなと思っていた。でもこの曲はそれだけじゃなかった。BIG4編で2人に襲いくる数々の試練。渚が琴乃と共に行くことを拒んででも叶えたい、琴乃の隣に立つという夢。それが叶うのは琴乃が選んだ道と渚が選んだ道が交わるときで。果たして来るのか、いや来てくれなければ困るのだが、今はそんなビジョンが見えなくて。でも絶対にこの2人は隣に立てるはずで。

 そういう色々なしがらみから解放された2人が今日は目の前にいて。渚が琴乃を追って、琴乃が渚を追って。でも思ったほどどちらがどちらを立てるとかではなく、アイドル長瀬琴乃とアイドル伊吹渚が全力をぶつけ合うステージがそこにはあって。

 過去未来今素敵に、で2人の手で一つの形を作るの綺麗でした。

 札幌のサニピを終えたあとで、月ストも持ち曲全部やるんだろうなと思い、そうすると必然的にこの曲が歌われる。曲も、歌詞も、歌い方も何もかも好きで、ずっと披露してくれるのを待っていた。ついに聴けるんだなと思ったこの日、琴乃と渚がどんな姿でそこに居て、どんな世界を見せてくれるのか、自分は受け止め切れるだろうかと、ずっと考えていた。そして眼前に広がったステージには、何の憂いもなくただただアイドルとして輝く2人が居て、見たかった景色がそこにあった。

 

6.欲しいよ

 今度は夏目さんだけが残って、流れるのはもし恋のエンディング曲。

 真ん中で主人公への思いを吐露するように歌う。表情は距離感を測りあぐねている乙女のそれで。

 ちょっぴりの仕草とか、ラスサビ後の小指と小指を絡ませる振り付けとか良かったですね。

 

7.shiny shiny

 PARTY以来の披露となった。出てくるだけで空気を一変させてしまう。

 芽衣とすずが縦横無尽に駆け回る様は、まさにユニット名を表しているというか。それぞれがふざけすぎて集まるところを危うく忘れそうになるのもらしくて好き。

 大阪にわんにゃんツインズが来たよー!

 

8.風になっていく

 演じる宮沢さんが好きなkadodeの方が曲を提供してくださったと言うのがまた、いい縁に恵まれているなと思う。

 ライティングと振り付けとでうまく風を表現していて、綺麗だったな。

 熱意というか、言葉の一つ一つに力がこもっていて、沙季の気持ちが伝わるいいステージでした。最後マイクに息が乗ったのも、やり切った感が出てましたね。ただ、特にこのあとのMCの頭では少し心残りがありそうな表情をしていたような…?

 

 宮沢さんが4人を呼んで再び5人集結。出てくるや否や、夏目さんが宮沢さんと抱き合う。

 それぞれのソロ・ユニット曲感想。

 未来模様は未来以来の披露で。あの時は1人でステージに立つのが初めてで月ストのメンバーに助けられたから、今回は月ストのみんなと、マネージャーに届くように歌ったとのこと。前回披露から琴乃としても橘さんとしてもいろいろなことを感じてきたので、今の未来模様を表現したとの話でした。

 レンズの話をしている間、橘さんと夏目さんは肩を寄せ合うくらいの距離感だったのだけど、夏目さんが橘さんのスカートを握っていたのがめちゃくちゃ良かったですね、ええ。そんな夏目さんはイントロで盛り上がるのを聞いて頑張ろうと思ったとのこと。

 欲しいよの話ではもし恋良かったという話になったが、なんと相川さんがTRUEを見れなかったとのことで。最後のセリフ聞けてないんだという話をしてしまったことで、夏目さんがそのセリフを言うことに。「私、君が好き!大好き!」TRUEだとこんなセリフ聞けちゃうんですねとは相川さんの弁。そこにスズキスズキエンド見た?と宮沢さん。相川さんはあれはあれで良いよねと返す。

 shiny shinyは幕張ぶりだが、あの時は何も公開されてなかったので何も話せなかったとのこと。曲の誕生秘話(イベスト)が良いとか衣装が可愛いとかMVが可愛いとか。芽衣の番外編ではなんであんなにすずのことを芽衣が気にしてるのかもわかるなんて話もあり。個人的にそれ以上の驚きがあった番外編でしたが。芽衣はすごいなと。

 風になっていく最初のセリフは生で言うか悩んでいたそう。別の人格が、宮沢が出ていないか心配とのこと。沙季は(身内である宮沢さんからすると)一番アイドルに憧れている子で(それぞれいろんな思いを持って星見のドアを叩いているとは思うけど)、そんな気持ちとアイドルになってからの気持ちとこれからとを詰め込んだ曲。サビの届けたいからで観客席の方に3回手を差し伸べるのだけど(曲中一度だけ4回になっていた)、リハでみんな真似してて何なら目の前に行ってやってたって話が面白かったですね。

 

 サニピ名古屋からそのまま大阪来たの?みたいな話。サニピのDaytime Moon聴きたかった、とも。まあ名古屋ではやってないんですが…

 カバー聴きたいですか?ということで。

9.全力!絶対!!カウントダウン!!!(月のテンペストVer.)

 さすがに月スト!月スト!にはならなかった。まあ音源がそうだし。

 出会いがあって別れがあって、で相川さんとか日向さんが顔を見合わせるんだけど、相川さんが首振るのちょっと可愛かったな。

 頑なに月ストポーズしないサニピと違って月ストはピースするんだよね。

 2!で腕を体の前にVにして手の甲を見せる形でピースを作るのちょっとカッコよくて好き。

 みんなと出会えた奇跡に、からのパートはサニピだとピースを繋いでいくのだが、月ストは月ストのポーズで繋いでいく。

 

10.Fight oh! MIRAI oh!

 聞いたことあるイントロだけど、これは月ストの曲じゃない…!

 後のMCでも話に出ていたが、月ストの曲からは摂取できない要素がここの2曲にはある。ちょっとズレた話で、あっちでもそんなことを思ったけど、やっぱりこんな盛り上がりができるパートがほしいよねということなんですかね。

 芽衣すずが前に出てきた時、shiny shinyの振り付けだった気がした。

 

 カバーしたカウントダウンは月ストの時よりもキャラで歌ってくださいと言われたそう。楽しく歌う4人とは対照的に橘さんは琴乃で歌ってくださいとのことで、橘さん曰く月ストの土台らしい。

 月ストでは使わない筋肉を使って大変だったとか。なんかサニピでも聞いたなそんなの。1曲やるだけでこんな大変なのにこんな曲ばっかりやってるサニピはすごいね、尊敬する、とも。

 サニピのピースの代わりに月ストのポーズをやるんだけど、日向さんはサニピのみんなに間違えて親指と小指で教えてしまったらしい。それを聞いてみんなもしもししだすのちょっと面白かった。

 歌割りはさくら→琴乃(リーダーつながり)遙子さん→渚(料理繋がり?ママとか言われてたけど…)怜→芽衣(マカロンドーナツ)千紗→沙季(白石姉妹)雫→すず(ドルオタ繋がり)という形。

 ファイオーは大変だった。いつも歌ってないパートを歌うし、逆にいつも歌うパートを歌わないしここ自分だっけ?みたいな感じになっていたらしい。

 結構古い曲で、アイプラの初単独イベで披露したのが最初かなという話。そこからマネージャーのみんなの振りコピが完璧だなということに。

 みんなで一緒にやりたいということで。

 

 「さあ、歌いましょう!」

 「ここから未来へ!」

 「ここから宇宙へ!」

 「私たちの頂上目指して!」

 「月の光を手に!」

 「「「「「月のテンペスト!!!!!」」」」」

 

11.Question

 ここまでリリース順で来ていたので急に最新曲になってびっくりする。まあでもこの曲で締めるのはないかなと思っていた。

 今の月ストの新曲が恋の曲ですっていうのは割とどう受け止めればいいのか困惑した部分はある。これから理解を深めていかないと。

 最後の、好きだよ、をこの位置で見たのはまあまあというか相当強かったですね。

 

12.恋と花火

 まあそうつなぐよね。

 左手回して右手でバンってやるの本当に好き。

 あと最後のクロスさせた腕の動かし方も好き。

 いつも言っているが夏目さんの歌い方は本当に良い。妖艶な、いい女感がすごい。

 

 Questionは今までの月ストにはなかったラップがある曲で難しかったそう。練習のために全編ラップにして歌ったこともあるそうで、実演も交えてみせてくれたが、そのおかげでリズムが掴みやすくなったらしい。

 イベントのすずゲットしましたか、という話から現在開催中のイベスト読んだかという流れに。本格ミステリーとは宮沢さんの弁。

 (振り袖琴乃と沙季引いてくれたか訊く?でも麻奈さんとか莉央さんとかあったし引いてくれた人いなかったらどうしよう…)

 割と引いてた印象でしたね。

 橘さんはQustionの3Dライブを結構見ていたとのことだが、実際のライブの振り付けとは違いがあって、自分が困ってしまったらしく最近は見ないようにしているらしい。

 可愛い曲だけど衣装がかっこいいので欲しいという橘さんに呼応して、じゃあ福岡でと言う宮沢さん。そこを今のは勝手に言ってるだけですみたいな感じでカバーする相川さん。なんかこう、3期生だなという感じ。

 ガールズトークみたいな歌で、修学旅行みたいなイメージ。という話から今日は成人式だという流れに。新成人夏目さんをお祝い。

 

 楽しいですが、みたいなことを言うだけでえーと言われる、まだ楽しいと言っただけなのに。

 

13.クリスマスには君と。

 この曲も琴乃と4人で分けてるんだけど、顕著なのは2番始まりで。琴乃1人が歌う中、他の4人がこそこそ何かやっていて、それが終わると渚が琴乃を呼びに行く。そのままサプライズ、みたいなイベストの流れを汲む演出でやっぱり好き。

 それ以外にもメンバーから琴乃へみたいなシーンが多くて、本当琴乃の誕生日を祝う曲なんだなと思う。

 

14.裏と表

 そこからこれは重い。

 最初のすずが歌うパートから琴乃への切り替わりが、すずが裏を向いて琴乃が表を向いて出てくる形になるのだが、やっぱりこの曲は4人月スト(裏)と5人月スト(表)の歌なんだなと思った。

 初披露はまさに1周年、BIG4編が始まった頃でレンズ同様その辺を意識した曲なのかと思っていたけど、実際はやはりもっと深い意味があって。5人に戻って歌う曲なのだろうと。

 1番のサビかな、橘さんと夏目さんが背中を預け合うシーン、後頭部ぶつけるくらい体を預けてるのを見て、レンズ初披露も相まって関係性の表現に高まっていた。

 ラスサビのGoodnessとかをコールするようになったのは(アイプライベでは)初かな。未来の時にそんなことをしていた記憶がない。

 

15.最愛よ君に届け

 本編最後を飾るのは、まさに今を象徴する曲。

 橘さんは1人踊り続けてるんだけど、これがすごくて。鬼気迫る、いや、鬼になった琴乃を表現するかのような楽しんでいるには程遠い表情で。激しいダンスで髪が乱れて、顔が覆われても意に介さず踊り続けてて気迫を感じた。どこかのタイミングでうまく直すのかなと思って見ていたけど、そんなことはどうでもいいとばかりに踊り続けていた。

 髪が乱れて顔を隠してるのも好きですね。

 間奏のすり抜けはどちらかというと琴乃が4人の方を見向きもせずに走り去る感じで。互いに振り返れないのがつらい。

 どれほどの愛があれば、の夏目さんの歌い方には本当に痺れた。今までで一番力が入っていて、どうしたら琴乃とまた一緒に過ごせるようになるのかわからない、そういう鬱屈した気持ちを吐き出すような声で、思わず胸が震えた。

 最後琴乃がセンターに戻ってきて、横並びになるのは現実になるのか、今はただ見守るしかない。

 

アンコール

 ちゃんと月スト!月スト!になった。

 

16.MELODIES

 照明が再び暗くなって聴こえてくるのはサニピの時と同じ音楽。やはりこの曲は星見プロの曲だった(でも音源が10人版じゃなくて各ユニット版しかないとかだったら面白いなと思っている)。

 月ストも歌うことを踏まえると、色々考えさせられる歌詞ですね。

 ヒーローみたいなポーズ、好きですよ。

 

 メロディーズ、他の曲より高いらしい。あとはハモリも録ったのだとか。レコーディングは済んでるって話かな。

 最後の挨拶、大阪の美味しいものお好み焼きたこ焼きあと551も堪能しました(日向さん)、関西というくくりではあるけど(隣の神戸だし)この地でやれてよかった地方でやれるからこそ来れる人もいるし自分もそうだったし(相川さん)、ツアーで地方にこれて大阪の人もわざわざ関東の方から来てくれた人もいてそういう人たちのおかげで自分たちが輝けている(宮沢さん)、泣きそうになりながらも泣いてないと自分を奮い立たせ(宮沢さんが腕を握って支えていたしなんなら一緒に礼までした)皆さんに祝ってもらえていい成人式になりました(夏目さん)。

 橘さんからは琴乃にここに立っていいんだよと伝えてあげたい、琴乃のことをもう少し見守ってあげてほしい、と。橘さんもまた辛いんだけど、彼女が琴乃の隣にいてくれるから、琴乃は自分を失わずにいられるんだろう。

 

 写真撮るの新鮮だけどいつも通りな気もする。不思議な気持ち。

 

 さて最後はサヨナラだなと思って構えていた、が。

17.Shine Purity 〜輝きの純度〜

 曲名を橘さんが口にした瞬間、残る全てをぶつけねばと思った。

 本当に、本当にこの曲好きなんですよ。彼女達のプライドを感じられて。

 誰かじゃなくて君だと気づいてしまったかもしれんな…

 激し目の振り付け主体の曲なので、一矢乱れぬ、1cm先へ届けるがテーマな月ストにすごい合うんだよね。

 曲を通してカッコよく決めてるんだけど、最後の最後に笑顔になるのが素敵なんですよ。

 

全体感想

 もう、ね。月スト初単独がここで、こういう形で見れて良かったと、それに尽きる。

 この思い出を胸に生きていこう。

 次は福岡で!

 

 最後に、最高のライブを作ってくれた月のテンペスト、スタッフの皆さんに感謝します。