ZR’s Log

Twitterで書くには長過ぎる話を置いておく場所。TrySailからクウガやゲームまで、思いついた事をメモのように書き連ねていきます。

LAWSON presents We LIVE in ⽇々荘3号館〜#にちにちさんPlaylist〜

 前回の日々荘から2ヶ月弱。別館と称された特別編、全編ライブのにちにちさんがやってきた。

 特別編といえば、本編が長くなっていたりBGMが変わったりCGが修正されていたり、はたまた曲が増えたりと色々あるが、今回はイベントの趣旨自体が変わる。そんな一大イベントに参加しないわけにはいかないのである。まあ、そもそも前回で3期生のオタクになってしまったので、選択肢など存在しないのだが。

 

 有楽町と言えば国際フォーラム(Headwind Sailing)のイメージが強い。それくらいでしかイベントに来たことがないとも言う。

 前回比約2倍の収容数を誇る会場でのイベントとなるが、ちゃんと埋まっていて少し感動する。いや、そこまで年季は入っていないが…

 

 中程の座席はステージ上の演者と目線が合う高さ、対して前方は少し見上げる形。そんな異なる場所で今回の2公演を迎えた。

 

1.月下儚美

 3期生が初のライブ形式でイベントをやる、その開幕の曲はと言われたら当然月ストの始まりであるこの曲だろう。長く歌ってきたこともあり、激しい振り付けもお手のもの。合わせるところはパチっと合わせ、各ソロパートは1人を強烈に押し出す。それでいて他の4人もダンスを欠かさないので、誰か1人を推していてその人しか見なかったとしても問題ない。見どころしかないのだ。

 月のテンペストとしてではなく3期生として歌うのもあって、いつもより表情は穏やか。メインストーリーのことなど意識させず、この5人の関係性を投影していく。

 

 誰かが喋っていてもみんな勝手にいろいろやっているので目が足りない。

 5人の挨拶から早速ソロパートへ。

 

2.初恋サイダー/橘美來

3.Stellar Stellar/橘美來

 今回のトップバッターは橘さん。前回からパワーアップした(演者もお客さんも)パフォーマンスで一気に会場のボルテージを上げていく。

 こんなすぐL・O・V・Eラブリー美來!をまたやることになるとは思わなかった。躊躇いはもうないですね。

 ソロは2曲ということで、VTuberさんのというのは事前に言われていた通りだったが、よく話題に出すにじさんじではなくホロライブからの選曲。原曲をぜひ聴いてくださいみたいな話をするのは、ちょっと別のリサイタルを思い出しますね。そういう自分の好きを表に出して、伝えようとしてくれるのはすごくありがたい。

 聴かせる系の曲になると思うのだけど、特に夜の部は静かに聴き入ってしまった。伸びやかな声に曲がマッチしていて良かった。全体的に言えることだがこの振り幅の広さが、より魅力を際立たせていると感じた。あとライトに照らされて青いオーラ纏ってるのかっこよかった。

 ところで、今回の衣装がめちゃくちゃ刺さったんですけど、雰囲気がロックマンゼクスアドベントのエールに似てるからですね…

 

4.Let It Go/相川奏多

5.踊/相川奏多

 前回衝撃的なパフォーマンスでお客さんの度肝を抜いた相川さん。今回もその気質は健在。まさかのMCなしから英語歌詞をぶちこんでくる。マジでなんでもできるな。歌詞を間違えてもわからないとは本人の弁だが、実際は間違えることもなく、それでいて圧倒的な声の圧で見るものを圧倒する。

 踊も含め、あれだけのパフォーマンスをしながら表情は至極楽しそうで、ポテンシャルの高さを窺わせる。

 いつかソロでイベントをやって、それこそ好きな曲だけで構成したライブとかがあると、すごいセトリになるんじゃないかとわくわくする。

 

6.ANIMA/宮沢小春

7.花に亡霊/宮沢小春

 MCから2曲連続という形をとった宮沢さん。ベータ版などで見せている離してしまうとどこかに消えてしまいそうな、危うさと儚さは健在だが今回はそれだけではなかった。

 1曲目に持ってきたSAOのOPは思いもよらぬカッコイイ系。宮沢さんはこれで、と言われての曲選だそうだが、見事乗りこなしているのはさすが。自分の中にあるかっこいいを最大限振り絞っているアクトは、見るものの心を打つ。裏を返せば余裕がないともみられてしまうところを、当人の素とのギャップとして昇華することで上手く魅せている。

 照明がちゃんと歌詞に合わせて赤と青になる。

 そこからMC無しでガラッと曲調を切り替えて歌い切れてしまうのがすごい。(サビの照明がピンクなのはちょっと、勝手に文脈感じてますけど、どうなんですかね。)

 感受性が豊か(と勝手に思っている)なのか曲の世界にのめり込んでいる様が、見ていてすごいなと思わされるところでもある。

 

8.からくりピエロ/夏目ここな

9.バラライカ/夏目ここな

 前回聴いたソロの中で、一番頭に残っていたのが夏目さんのからくりピエロ。独特な声質と憂いを帯びた表情が曲にマッチしていて、また聴きたいなと思っていたのですぐその機会が訪れて嬉しい限り。

 照明がちゃんと回っている。

 曲間MCで年少の頃に聴いて踊っていた曲というから女児アニメ曲だろうというのは予想がついたが、こう来たか。ウッ!ハッ!は最近某ピラミッド建築パートで慣らされているので自然と声が出る。昼の部で全然聞こえなかったとか言うからお客さんが本気を出したら夜の部めっちゃ笑ってたけど。

 いろんな所作から自分の魅せ方がわかっているのが伝わってくるというか、サービス精神旺盛というか。

 裏での宮沢さんとのやりとりを暴露していくのには笑った。あと、雑草じゃなくてネギでよかった。

 

10.OK!/日向もか

11.ファンサ/日向もか

 めっちゃはしゃぐ子供みたいだった日向さん(衣装も含めて)。

 事前にポケモンの曲と言われていたが、当人が生まれる前の曲というのがこう、らしいなと思う。

 会場の一体感みたいなものをすごく大事にしていて、だからこその曲選が光る。知らない人でも楽しめるようにと軽いレクチャーも入れて。あとのMCであったが、昼しか来れない人、夜しか来れない人、その時その時目の前にいるお客さんに向けて全力を届ける。そういう姿勢が如実に現れているように思えた。

 2曲ともお客さんを巻き込む曲とはいえ、その雰囲気は180°違う。それをMCなしで切り替えて可愛いに全振りできるのは正直驚いた。

 今日もしっかりmokaビームを浴びていく。

 

 日向さんが一旦はけて、代わりに4人が登場してグッズの紹介を。夜の部で話があったが、パンフとキーホルダーは売り切れたそう。パンフ良かったんですよね、各々のPlaylistとか振り返りとかもあって。

 

12.ドキッ!こういうのが恋なの?

 あの時はコールできなかった曲ということで。コールしてたら終わってた。

 こういうめちゃくちゃコール入れる曲って(3期生というか月ストの)持ち曲になくて、でもあったほうが楽しいよねという話なのかな。3期生としての活動が広がればいずれ生まれるのだろうけど、少なくとも月ストにこういう類の曲は来ないので、3期生と曲でわちゃわちゃするならこういう機会しかない。

 

13.MOON SIGNAL

 元々ミューレフェス用だったカバー。一旦は本館の方で披露したもののやっぱり勿体無いなというのが正直なところ。もっと多くの人の前で披露してほしいと思っていたし、今回もまだ少ない方ではあるけど、やってくれて良かったなと。

 直前に美菜子先生が3期生に振り入れする動画を見て挑んだおかげである程度振りコピもできる。

 純粋にかっこいい曲だよなあ。

 

14.ホントだよ

 ライブイベントで、スフィアのカバーしかやりませんなんて話はないわけで。じゃあ何をやるんだろうかと考えていたけどこれは予想外だった。特殊イントロだったせいで一瞬わからなかったけど。

 スフィアカバーがかっこいい系だったので、TrySailカバーは可愛い系でということなのかな、やはりここも対比が効いている。

 いやあ、良い。TrySailで聴くこの曲も当然良いのだけど、5人の歌割りが新鮮だし、きっちりお約束のパートもやって、5人からのよくできましたがもらえるというのが嬉しい。3期生がここまで可愛いに振った曲を歌うのを見るのは初めてでしたが、何回でも見たい。

 昼は視点が合っていたのもあって、こう、ちょっと、強かったですね。

 ここを個人的盛り上がりのピークにしてしまうのは本当に申し訳なくなる。いや、そりゃTrySailのオタクだけど、今この瞬間は3期生のオタクなので…

 

 お知らせということで次回日々荘とか月末のベータとか年始のZeppとかセカショフェスとか。次回2月は結構遠いけど、そもそも年に何回もイベントやってくれるだけでありがたいよね。ニュースキル、橘さんは何をやるのやら。

 5人の挨拶を終えて。今回はライブメインだったので最初と最後の挨拶くらいでしかちゃんと5人でトークしていないのだけど、それでもちゃんといつもの雰囲気が出ているのは良い。この感じが結構好きなので。

 橘さんが変わらずTwitterって言うだけでなく、favとか言い出すのでさすがに懐かしい気持ちになった。あの頃からの人なんやな…

 

15.裏と表

 前に立つのが相川さんなのでこの曲ですね。実際、締めるならこの曲だとは思っていた。

 今見ると某猫のファンタジーみたいな振り付けあったな。

 3期生として歌っているとはいえ、橘さんと夏目さんが背中合わせて目線だけ重ねていたり、別のタイミングで顔を合わせて笑い合っていたりどうしても役を感じてしまうシーンが多かった。ああいうのを見ると、マネージャーとしての一面が顔を出してしまう。その後橘さんと宮沢さんがいちゃいちゃしてたからそういう思考は飛んだんだけど。

 

全体感想

 大満足でした。昼は全体を見渡して、夜は8割橘さんだけ見てたんですが、しっかり3期生のことを追う覚悟が決まりました。

 見れば見るほど、3期生のための歌が欲しいというか。借り物でも見事に自分たちに落とし込んでしまうのだけど、だからこそ自分たちだけの歌ができたときどう表現するのか。いつになるのかわからないけれど、その瞬間とその先を、一緒に見てみたい。

 

 最後に、最高のイベントを作ってくれたミュージックレイン3期生、スタッフの皆さんに感謝します。