ZR’s Log

Twitterで書くには長過ぎる話を置いておく場所。TrySailからクウガやゲームまで、思いついた事をメモのように書き連ねていきます。

RoRo Location ロロロケ 2022 AWAKENING

 2021年8月。あれから2年経って少ししたその日、期せずして予兆はやってきた。

 忘れずに、心に彼女を宿し続けてきたマイナーズにとっては常に身近な存在だったけれども、それが彼女も同じだったというのは、希望の灯をさらに明るくするには十分だった。

 ただ、少し急だった。人は急に思い起こすことは確かにある。だが今回はそうではないような、漠然とこれからくる気がする何かの姿を感じ取っていた。

 

 2021年9月。予兆は現実へと変わった。白き鋼鉄のX2。THE OUT OF GUNVOLTというくびきから解放され誰のでもない、アキュラとRoRoの物語が始まる。

 そしてそこで奏でられるRoRoだけの歌。本当の意味で、彼女のRoRoが歌い継ぐ旋律が響く。

 

First Act

 ライブに先駆けて始まるDJパート。白き鋼鉄のXの音楽がその世界へと誘う。

 改めて聴くと、本当にいい楽曲ばかりだ。X2の音楽も楽しみ。

 

0:ロロモード

 ロロ楽団が登場し、いつもとは違う音楽。これが新たな始まりを彩る曲か、と鼓動が高まる。

 スクリーンに映る、まるで宇宙のような煌めき。ここにある全てを飲み込むかのようで、受け止めるかのようで。

 

1:鎮花祭(エグゾシス)

 2年ぶりに姿を現したRoRo。その姿を見て初めて知覚する。ロロロケが再び現実になっていることに。

 AWAKENINGのタイトルにふさわしいこの曲からスタートしたのには驚いた。

 スクリーンに合いの手が表示されているのが優しいのだが、口にできないのが惜しい。

 まさに長き眠りから覚める幕開けであった。

 

2:好奇心イコール可能性!

 今回もあったタオル曲。

 そうさ!から一拍おいて拳を突き上げるのが好き。

 シームレスな曲移行でびっくりする。この辺りの巧さがロロ楽団らしい。

 

3:あいうえおまじない

 一見応援歌に聞こえないこの曲だが、これもまた励ましの形の一つで。

 一回忘れて何かに没入して、気分を切り替える。

 マイナーズにとってのロロロケのような、だれかにとってのおまじない。そんな曲。

 

4:つなげて新世界

 RoRoだけで、想いを届ける。

 救い上げるような歌詞と、花咲くような笑顔が重なり、まさに希望がそこにいた。

 夢へと今、の銃を撃つような振り付けが好き。こういうのにいつも弱い。

 

 RoRoもステージを離れ、恒例のインスト曲パートなのだが、X2発売前なので何の曲なのかわからない。次回はわかるようになっているだろうか。曲が変わっていそうな気もするが。

 

5:秒読みスタートダッシュ

 今一歩踏み出さなくてどうするんだ、と背中を押してくれる。踏み出してしまえばもう駆け抜けるだけ。

 誰かにとって足りないピースを埋めようと、いろいろな形の応援歌を届けてくれる。

 今回もあったキック!恒例になるのかな?

 

6:白銀の約束(プロトコル

 プロトコル!たった一言、でもその言葉力(パワーエナジー)は凄まじい。

 唐突なフェードインに驚く。

 2年経っているけど、覚えている。約束のポーズも、特徴的な振り付けも。曲に合わせて、自然と体が動く。

 

7:希望灯(サーチライト)

 一番最初のぜんためから歌われてきた曲だから、コールは頭にこびりついていて。形として届かないのがもどかしい。でも、心で届いていると信じている。

 サーチライトかざして。大好きな振り付けも変わらない。

 

8:もうひとりじゃない

 声が、聞こえない。歌に反して、取り残されていく。だが彼女はそれでも声を届けようと歌い続ける。澄ました耳に彼女の声が届く時、僕らはもうひとりじゃない。

 

9:愛のありか

 この曲が最後に来るのは少し意外だった。でも改めて聞いてみると、締めっぽい曲。

 歩き出す振りが好き。

 

 ここで本編は終了。

 

アンコール

 インスト曲パートから、すっと曲が切り替わる。このシームレスな繋ぎは本当に見事。

10:命題:>(コマンドプロンプト

 見失わないで生まれた理由を。どことなくレゾンデートルに通じるものがある。

 探しに行こうよの指差しが好き。本当こういうの好き。

 

11:大祓(イグナイター)

 上手い、上手すぎる。AWAKENINGにはじまりAWAKENINGに終わる。

 やっぱり、この曲はずっと歌い続けてほしいな。

 

 

全体感想

 今回のロロロケの一番のトピックは、やはり配信が実現したことだろう。作中でRoRoは歌を配信で届けていたという設定に沿って、ロロロケに参加することによる作品世界への没入感が補強される。マイナーズのようにRoRoの配信を見て元気をもらう、そんな体験ができる。

 この曲が好き、というのが現時点ではほとんどなくて。単純にX2の発売まであまり曲を聴かないようにしているからなのだけど。それでも今回歌われた曲がしっかり胸に刺さるのは、RoRoの想いを届けようとする言葉力(パワーエナジー)によるところが大きいのかな。今自分にできる全力を絞り出して、みんなへの想いを歌に乗せて届けてくれる。その姿に勇気づけられ、今日を、明日を生きる元気をもらった。

 映像作品化、待ってます。

 次回、物語と曲への理解を深めて挑むHEALING、楽しみです。

 

 希望の歌姫の声で、一人でも多くが、希望を手にすることを願って。