ZR’s Log

Twitterで書くには長過ぎる話を置いておく場所。TrySailからクウガやゲームまで、思いついた事をメモのように書き連ねていきます。

上田麗奈のひみつばこ イベント vol.1 第2部

 遡ること3年。ミリオン6thPrincessで上田麗奈さんのことを改めて意識した頃。1st Album「Empathy」と共に、ひみつばこはやってきた。

 元来、WebNewtypeで連載されていた「この色、いいな」から醸し出される独特の空気感が好きだった(読むきっかけは第67,68回の南早紀)のもあって、聴いてみようという気持ちになるのは至極当然のことだった。

 

 番組は上田麗奈さんの一言から始まり、そのままOPが流れる(131回まではあまい夢、現在は金魚姫。KKBOXアーカイブは音源差し替えなのが惜しい。OP曲含めてこの番組の雰囲気が出ていると思っているので)。

 お馴染みとなった「お世話になっております、上田麗奈です」という挨拶(1曲目明けのCMも含めて番組になっているのをひしひしと感じる)も心地よい。

 出演作品などの近況やリスナーからのメール、コーナーをやったりする至って普通の番組なのだが、言葉選びやメールへの寄り添い方が驚くほど丁寧で、それでいてあの声のトーンなこともあり、まさに癒しの時間になっている。

 

 そんなひみつばこが163回を数え、ついにイベントを開催した。しかも会場は文化放送ディアプラスホール。まさか文化放送内に立ち入る日が来ようとは。

 ホールといってもそこまで広くはない。少人数だったが定員いっぱいという感じだった。ホールの外では「私のカードが入る箱」を販売。確かに、見方を変えれば箱である。歴代グッズの中でも白を基調にしていることもあってずいぶん明るくなった印象を受ける。

 

 構成作家さんによる諸注意の後、上田麗奈さんが登場してイベントがスタート。久々に感じるラジオのイベントっぽさ、とても良い。

 番組の形式をほぼそのまま踏襲してのイベント進行。ラジオイベントは公録になりがちでその段取りが最初にあったりするのだが、今回はそういうものはなく"最初から最後まで「上田麗奈のひみつばこ」だった"。言ってしまえば、今回のイベントの感想はそれに尽きる。自然体で、アットホームな雰囲気を醸し出し、嫌と言いながらも苦手なことに挑戦していく。毎週のひみつばこから感じていたものに直接触れる。そんな時間だった。

 内容に関してはアーカイブで見れるので割愛するとして。細かい話を少し。

 ひみつばこのなかみはなんだろな、で使われている上田さん専用ひみつばこが全然ひみつばこじゃなかったのには驚いた。

 今回は意図してジングルをインストにしていたと思ったのだが、メールに絡めて「上田麗奈のひみつばこーーーーー!」だけ流したのは上手かった。

 いやだけどアーカイブクイズで過去の放送を聞く上田麗奈さんが、まるで他人の話を聞くように相づちを打っていたのに驚いた。ただ、私も自分のブログを読み返して「わかる〜」って思うタイプなのでそういう反応をするのは共感できる。

 あと、曲を流しているときにトークと歌詞がリンクするのは流石だなと。狙わずしてあれを2度もできるのは持っているとしか言いようがない。ちなみに一番好きな楽曲はというメールには「fairy taleの明けに」と送っていた。当然アイオライトとかティーカップとかscapesheepとかも好きなのだが、アルバム曲はこう、アルバムとして聴くときが一番味わい深いので単体で好きというのはなんか違う気がするのである。

 いつも番組終了後に公式Twitterに写真と一緒に一言コメントがアップされるのだが、今回のイベントではそれがない。実際はないわけではなく、イベント参加特典になっているというのが良い。終始、上田麗奈のひみつばこというパッケージをそのままイベントにしたかったのが感じられる、見事な構成だった。

 

 ところでイベントタイトルにvol.1とあるわけだが、つまりはそういうことだろうか。気長に待っているので、是非ともお願いしたいところだ。

 

 最後に、最高のイベントを作ってくれた上田麗奈さん、スタッフの皆さんに感謝します。